エコな知識
2019/04/27
電気代が半分になる?!エコウィルからエネファームへの買い替え
2017年9月に販売終了となったエコウィル。エコウィルにかわるコージェネレーションシステムとして、「エネファーム」をご紹介していきます。また、エコウィルからエネファームへの買い替えに関するメリットや費用なども解説します。
エネファームってなに?
エネファームとは、「エネルギー」と「ファーム(農場)」を組み合わせて名付けられた家庭用燃料電池で、自宅で都市ガスやLPガスからエネルギー(電気)をつくりだすことができます。また、電気をつくる際に発生した排熱を利用して給湯も行うことができる「コージェネレーションシステム」でもあります。
現在、エネファームには大型で150~200L程度のお湯が貯められる「PEFC(固体高分子形燃料電池)」と、小型で100L弱のお湯が貯められる「SOFC(固体酸化物形燃料電池)」の2タイプが存在しています。
エコウィルからエネファームへ買い替えるメリット
エコウィルは、2017年9月30日に販売終了となりました。ここでは、エコウィルからエネファームに買い替えを行うメリットをご紹介していきます。
エコウィルよりも大幅に光熱費が削減可能!
まず、エネファームはエコウィルよりも大幅に光熱費を削減することができます。エネファームは、都市ガスやLPガスをもとに化学反応を利用して最大700Wの電気をつくるので、家庭内で使用する電気の大半をまかなうことができます。
そのかわりガスの使用量が上がってしまいますが、エネファーム独自のガス料金プランが用意されている電力会社が多いため、ガス代も通常よりかなりお得です。
エコウィルとエネファームの光熱費削減効果の違いは以下の通りです。
光熱費削減効果の比較
○エネファーム:約113,000円削減/年間
○エコウィル:約67,000円削減/年間
※大阪ガス「エネファームtypeS」の場合
購入電力量の削減はエコウィルの倍!
エコウィルもエネファームも、同じように発電と給湯を行うコージェネレーションシステムです。しかし、エコウィルが発電を行う時間は限られていますが、エネファームは基本的に24時間発電を行います。
そのため、エコウィルとエネファームの発電量を比べると、エネファームのほうが大幅に発電量が多くなります。発電量が多ければ、それだけ電力会社からの買電を抑えることができて、電気代の節約に繋げることができます。
年間購入電力量の比較
○エネファーム:約80%削減/年間
○エコウィル:約40%削減/年間
※大阪ガス「エネファームtypeS」の場合
エコウィルでは必要な保守費用が不要になる
エコウィルを使用している方ならご存知だとは思いますが、ガス会社と契約して保守(メンテナンス)を行う必要があります。これは義務ではありませんが、大体の人は保守契約を結んでいます。
保守費用は、3年ごとに3万円程度を支払うか、10年間5万円程度で契約して修理は別費用など、契約するガス会社によって様々です。
エネファームでは、この保守費用が不要になるうえに、毎月の光熱費も下がります。初期費用が高額なエネファームですが、こうして浮いたお金をローンにあてて購入する人もたくさんいます。
補助金でお得に購入できる
初期費用が高いことがネックになりがちなエネファームですが、国からの補助金を利用することでお得に購入することが可能です。
エネファームの補助金は、「定額補助金」と「追加補助金」に分かれています。
定額補助金
定額補助金は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)にのみ支給されている補助金で、「基準価格以下」、「基準価格を上回り裾切価格以下」、「裾切価格を上回る」の3段階で補助金額が決定します。
○基準価格以下の場合:8万円
○基準価格を上回り裾切価格以下:4万円
○裾切価格を上回る:補助対象外
※基準価格=123万円、裾切価格=134万円
※固体酸化物形燃料電池(SOFC)の場合
定額補助金は一見わかりにくいですが、簡単に言うと「価格が安ければ安いほど補助金額が上がる」という仕組みです。なお、固体高分子形燃料電池(PEFC)に定額補助金がないのは、価格がすでに十分下がっているためと考えられます。
追加補助金
追加補助金とは、いくつかの定められた条件に当てはまる場合、その都度3万円が支給される制度です。追加補助金の条件は以下のとおりです。
○既に人が住んでいる住宅および建築物にエネファームを設置する場合
○LPガスの場合
○寒冷地仕様の場合
○マンションに設置する場合
エコウィルからエネファームへの買い替え費用
エネファームの買い替え費用は、「商品本体の代金」と「設置工事費用」の2つが必要になります。それぞれのおおよその価格は、以下の通りです。
○エネファーム本体の価格:220~250万円
○エネファームの工事費用:30~80万円前後
ご覧の通り非常に高額ですが、ここから補助金が適用されるため、上記の金額よりはお安く購入することが可能です。
まとめ
2017年9月30日に販売終了となったエコウィルの買い替え機器として、自宅で発電と給湯が行える「エネファーム」が、いま注目を集めています。
エネファームはエコウィルよりも発電量が多いため、毎月の光熱費をより多く削減することができます。また、発電した電気を自家消費に回せば、年間の電力会社からの買電量をエコウィルの倍近く削減することが可能です。
なお、エコウィルで必要だった保守費用も、エネファームでは不要になるのでその分お得です。ネックとなるのはエネファームの高額な購入費用ですが、補助金制度もありますし毎月の光熱費も下がるので、ローンを組めばあまり負担にならずにエネファームを導入することができると思います。
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