蓄電池は様々なメーカーが参入しており、それぞれが魅力的な特徴を有しています。今回は、その中でも耳にした事のある方も多いでしょう、京セラ株式会社の蓄電池について解説いたします。是非最後までご覧下さい。

京セラ株式会社ってどんなメーカー

京セラ株式会社は、京都伏見区に本社を置く会社です。
1959年にファインセラミックスの専門メーカーとして、前身である京都セラミック株式会社として発足し、現在ではスマートフォンといった情報機器や太陽電池、半導体部品などを取り扱う大手メーカーのひとつです。

太陽光発電・蓄電池にかける思いは強く、「世のため、人のため、将来必ず太陽光発電が不可欠になる時代が来る」という信念のもと、1975年に初めて住宅用太陽光発電システムを開発したメーカーです。
京セラの商品は世界的な実績を得ており、品質を信頼できるメーカーです。

ここに注目!京セラを選ぶメリット

前項では京セラ株式会社が信頼できるメーカーだとお伝えしました。そこで、京セラ株式会社が誇る特徴、メリットについて解説いたします。
大きく2つある特徴を見ていきましょう。

• 1.世界が認める!高品質長寿命
• 2.先行メーカーは伊達じゃない!妥協しない品質

順番に解説いたします。

圧倒的!安定した長寿命

太陽光発電システムや蓄電池といった住宅設備機器はとても高価です。そのため、頻繁に修理や買替といった事態は考えたくもないものです。
太陽光発電パネルを例に挙げると、一般的に寿命は長くて20年程だと言われています。
しかし、京セラが1984年に設立された佐倉ソーラーエネルギーセンターの太陽電池モジュールは、およそ36年の年月を経た2021年時点においても、出力保証値を下回る事もなく稼働していました。
そして、2022年3月においても問題なく稼働しており、京セラ製品の耐久性と品質を証明し続けているのです。

世界が認める!妥協しない高品質

京セラ株式会社は、1975年に太陽電池の開発に取り組み始めました。オイルショックが起こり石油の代替エネルギーとして一時的に注目されたためです。
その後、石油の共有需要が一時的に離れ他社が撤退する中でも、京セラは開発に取り組み続けていました。
長年の開発と、蓄積してきたデータは京セラの技術をさらに高め、内部での厳しい品質管理により業界トップクラスの品質を誇ります。
海外の長期連続試験で世界初認証を勝ち取り、高電圧負荷試験(耐 PID 試験)で「出力低下ゼロ」実証したりといった、世界的な実績を持っており、その品質は疑う余地がありません。

どれを選べば良い?京セラ蓄電池のラインナップを紹介

では、実際に京セラの蓄電池を購入する際、どのような選択肢があるのでしょうか。
ここでは京セラ株式会社が発売する蓄電池にはどのようなものがあるか解説いたします。

2022年9月現在、京セラ株式会社が販売している蓄電池は以下の3つです。

• 大容量タイプ「EGS-LM1201」
• マルチDCリンクタイプ「GS-ML0650」
• 蓄電池容量が選べるタイプ

ここでは、1,2について解説いたします。

大容量タイプ「EGS-LM1201」

タイプの名の通り、12.0kWhの蓄電容量を誇るハイブリッド型蓄電池です。
かつては国内トップクラスの容量でしたが、蓄電池業界の大容量化が進んでおり、更に大容量の機種は存在します。
しかし、現在においても一般的な機種の倍近い大容量であるのに変わりは無く、家庭の消費電力を十分に支えてくれるでしょう。
容量の割に小型なため、設置場所に悩むことも少ないためおすすめ出来ます。

マルチDCリンクタイプ 「GS-ML0650」

マルチDCリンクタイプは、太陽光発電からダイレクトに充電できるのが特徴的な機種です。
本来、太陽光発電から蓄電池を介して充電する際は、パワーコンディショナーを介して直流電流と交流電流を変換する必要があります。この際、一度パワーコンディショナーを介する度に5%程の変換ロスが発生し、電力を無駄にしてしまうのです。
しかし、マルチDCリンクタイプであれば、直流接続によって太陽光発電からダイレクトで充電できるため、より効率的、経済的に太陽光発電を運用することができます。
太陽光発電システムとセットで運用する際に検討すると良いでしょう。

ただし、この2機種は京セラが提携しているハウスメーカー専売品となっていますので、購入できる先が限られるというデメリットがあります。

京セラの蓄電池はこれがおすすめ!Enerezza(エネレッツァ)を解説

エネレッツァは2020年に京セラが新しく発売した蓄電池です。
以下に、エネレッツァ特徴とメリットを解説します。

• 長寿命、高安全性!世界初クレイ型リチウムイオン蓄電池採用
• 環境に馴染む優れたデザイン性
• ライフスタイルに合わせて容量選択可能
• 環境に合わせて負荷型を選択可能

順番に解説します。

長寿命、高安全性!世界初クレイ型リチウムイオン蓄電池採用

京セラのエネレッツァは、世界初のクレイ型リチウムイオン蓄電池を採用した蓄電池です。
クレイ型リチウムイオン蓄電池は、不本意な変形や破損が起こってしまった場合でも、従来の蓄電池に比べ火災などが起きにくい設計を実現しています。
製造プロセスも大幅に簡略化出来たため、コスト削減にも成功しました。
長寿命と高安全性を両立しており、低価格化にも貢献している優れた特徴です。

環境に馴染む優れたデザイン性

エネレッツァは優れたデザイン性を有しており、2019年度には公益財団法人日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン賞に輝きました。
滑らかな曲面で覆われたデザインは、精密機器にありがちな悪目立ちする無骨さがありません。
部屋の隅に置いておいたとしても、馴染んでくれるようなデザインは、ご自宅のどこに置いても馴染んでくれることでしょう。

ライフスタイルに合わせて容量選択可能

ご家族の人数や使用機器、使用状況によって、必要とする蓄電容量は変わってきます。
もちろん、容量は大きければ大きいほど安心ではあります。しかし、容量が増えれば増える程価格が上がってしまうため、不要な容量を積まず価格を安くするのも一つの選択肢です。

選べる容量は以下の3つです。

• 5.0kWh:EGS-LM0500
• 10.0kWh:EGS-LM1000
• 15.0kWh:EGS-LM1500

ご自宅の環境に合わせて容量を選択すると良いでしょう。
良く分からない、今は良いけど必要かも・・・と不安を感じられている方も安心して下さい。
もし足りないとなった時も後から増設することが可能です。
最初は小さい容量から設置し、必要に応じて追加工事を行う事が出来ますので、足りなかったら全部買い替えないといけないといった事態を避けることができるのも魅力のひとつです。

環境に合わせて負荷型を選択可能

蓄電池の給電タイプには特定負荷型と全負荷型が存在します。
工事時に選択した特定のコンセントからのみ給電でき、100V機器を動かせるものを特定負荷型、家のすべてのコンセントから給電でき、200V機器も動かせるものを全負荷型といいます。

エネレッツァは通常、特定負荷型の蓄電池です。
しかし、オプションパーツのトランスユニットを設置すれば全負荷型に切り替える事ができます。
特定の場所で100V機器しか使用しないという事であれば、特定負荷型でも問題ありません。
しかし、エアコンやエコキュートといった生活必需品となる200V機器を動かす事が出来ない為、有事の際は困ってしまうかもしれません。
そこで、全負荷型に切り替えれば、エアコンやエコキュートといった200V機器を動かす事が可能です。

ただし、エネレッツアは単機能型の蓄電池のため、停電時の出力が下がってしまいます。
停電時には、必要な電化製品のみ動かすと良いでしょう。

まとめ

本記事では、京セラ株式会社の蓄電池を解説いたしました。
高い信頼性と長寿命で有名な京セラ株式会社は、長く付き合うことになる太陽光発電や蓄電池を選ぶ上で、選択肢の上位に入れて損のないメーカーでしょう。

特に、同社の最新製品であるエネレッツアは、様々な環境に適応出来る柔軟性を持っています。
エコ突撃隊では京セラ株式会社を含めた様々なメーカーの蓄電池を販売しています。
補助金申請代行も行っておりますので、蓄電池をお得に買うなら多数の実績を誇るエコ突撃隊に是非ご相談下さい。

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