オール電化
2026/01/19
エコキュートの配管がむき出しだと起きやすいリスクは?理由や対策、費用などを解説

通常ならエコキュートの配管は配管カバーや保温材、保温テープなどで覆われていますが、何らかの理由でむき出しになるケースがあります。
むき出しのまま放置しているとトラブルを招くリスクがあるため、早めに対処しましょう。
今回は、エコキュートの配管がむき出しだと起きやすいリスクや発生する理由、対策、費用などを解説します。ぜひ最後までご覧ください。
エコキュートの配管とは?

エコキュートには複数の配管があり、それぞれ異なる役割を果たしています。
主な配管としては、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットをつなぐヒートポンプ配管、貯湯タンクユニットから各所へ給湯する給湯配管、水を取り込む給水配管、そして浴槽への追いだきに使われるふろ配管などが挙げられます。
エコキュートの配管は屋外を通ることが多いため、通常は保温材や保温テープ、配管カバー、脚部カバーといった保護材で保護されているのが一般的です。
しかし、設置から年月が経過すると経年劣化が進行したり、雨風や紫外線などの外的要因によって保温材やテープが剥がれたりするケースがあります。
カバー類が外れてしまうこともあり、こうした状態になると配管や保温材が露出した「むき出し」の状態になります。
エコキュートの配管がむき出しだと起きやすいリスク
エコキュートの配管がむき出しだと起きやすいリスクは、主に以下のとおりです。
- 紫外線・雨風で劣化する
- 冬の凍結や破裂(漏水)につながる
- いたずら・動物被害・ケガ(火傷)などが発生しやすい
- 見た目・資産価値の面で気になる
それぞれ、順番に解説します。
紫外線・雨風で劣化する
配管がむき出しの状態では、屋外に設置される特性上、紫外線や雨風といった過酷な環境要因に直接さらされることになります。
特に保温材やその表面を覆う保温テープは、継続的な紫外線照射によって硬化が進み、次第にひび割れやボロボロと剥がれ落ちる状態へと変化しやすいです。さらに、風雨にさらされることでさらに劣化スピードが加速します。
保温材自体が傷んでしまうと、本来果たすべき断熱性能が大幅に低下してしまい、配管内部の温度維持が困難になりやすいです。
保護機能の低下は、配管本体への負担増加につながり、最終的には水漏れや破損といった深刻なトラブルを引き起こす要因となってしまうとことも覚えておきましょう。
冬の凍結や破裂(漏水)につながる
保温材が劣化していたり、配管がむき出しの状態になっていたりすると、冬場の冷気が配管に直接触れやすくなるため凍結リスクが著しく高まります。
断熱性能が低下した配管では、内部を流れる水の温度が外気温の影響を受けやすくなり、氷点下になる日には配管内の水分が凍結することがあります。
配管が凍結すると、お湯が出なくなるだけでなく、エコキュート本体にエラー表示が出るといった不具合が発生しやすくなるでしょう。
さらに深刻なケースでは、凍結によって配管内部の水が膨張し、その圧力によって配管自体が破裂してしまうことがあります。
配管の接続部分も凍結の影響で損傷を受けやすく、トラブルが発生すると水漏れへとつながってしまい、修理費用が高額になる可能性を否定できません。
いたずら・動物被害・ケガ(火傷)などが発生しやすい
配管がむき出しになっていると、外部からの物理的な接触によって損傷を受けるリスクが高くなります。
何かの拍子にぶつかってしまったり、引っ掛けてしまったりといった不意の衝撃で、配管や保温材が傷つく可能性があるでしょう。
また、屋外に設置されている特性上、動物による被害も無視できません。猫やネズミなどが配管に触れたり、保温材を爪で引っ掻いたり噛んだりすることで、保護層が剥がれてしまうケースも報告されています。
さらに安全面での懸念として、エコキュートの配管は高温のお湯が通る場合があるため、小さな子供が誤って触れてしまうと火傷の危険性があります。
配管が手の届く位置にあり、なおかつカバーなどで保護されていない状態は、予期せぬ事故につながる可能性を高めてしまうため、注意しましょう。
見た目・資産価値の面で気になる
配管や保温材がむき出しの状態になっていると、住宅外観の美観を損ねる要因となってしまいます。
複数の配管が露出していると、どうしても雑然とした印象を与えやすく、エコキュート設置周辺が整備されていないように見えてしまうでしょう。
特に脚部カバーや配管カバーといった保護部材が設置されていなかったり、経年劣化によって割れたり外れたりしている場合は、より一層目立ちやすくなります。
こうした状態を目にすると、「設置工事は適切に行われたのだろうか」「手抜き工事ではないか」といった不安を抱く方も少なくありません。
また、住宅の売却を検討する際には、設備の見た目や管理状態が査定に影響を及ぼすケースもある
ため、資産価値の観点でも、見た目の管理は軽視できません。
エコキュートの配管がむき出しになる理由
エコキュートの配管がむき出しになる理由は、主に以下のとおりです。
- 施工時から露出している
- 経年劣化で保温材・テープが剥がれた
- 台風・強風・清掃などで外れた
- 配管カバーや脚部カバーの破損・脱落
それぞれ、順番に解説します。
施工時から露出している
配管がむき出しになっている理由として、最も基本的なケースは設置工事の段階から配管カバーや脚部カバーが取り付けられていなかった状況です。
配管カバーは多くの場合オプション扱いとなっており、工事費用を抑えるために省略されることがあります。
ただし、すべての露出が問題というわけではなく、設置環境によっては配管を覆わない施工が前提となっている場合もあるでしょう。
たとえば、屋内やパイプスペース内にエコキュートを設置しているケースでは、外気や紫外線の影響をほとんど受けないため、カバー類が不要と判断されることもあります。
一方で、屋外設置にもかかわらず広範囲にわたって配管が露出している状況では、施工内容や保護の妥当性について施工内容を一度確認しておくと安心です。適切な施工がなされているかどうかは、設置環境と保護状況のバランスで判断する必要があります。
経年劣化で保温材・テープが剥がれた
時間の経過とともに、配管を保護している保温テープは紫外線や雨、さらには気温の変化といった外的要因によって粘着力が徐々に低下していきます。
テープの接着面が劣化すると、次第に端から剥がれ始め、保温材が露出する範囲が広がっていくのです。
保温材自体も同様に劣化が進行し、ひび割れを起こしたり、厚みが減って痩せてしまったり、最終的にはボロボロと崩れ落ちる状態になることもあるでしょう。
劣化現象を放置してしまうと、損傷がさらに拡大し、当初は部分的な補修で対応できたものが、最終的には配管全体の交換が必要になるケースも少なくありません。
配管テープの一般的な寿命は3年から5年程度が目安とされており、定期的な点検によって劣化の兆候を早期に発見し、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが重要となります。
台風・強風・清掃などで外れた
自然災害や日常的な作業が原因で、配管の保護材が外れてしまうケースも珍しくありません。
台風や強風に見舞われた際、保温テープの端が風にあおられて捲れ上がり、そこから一気に剥がれてしまうことがあります。
一度捲れた箇所は修復されないまま放置されがちで、結果として保温材が露出した状態が続いてしまうのです。
また、エコキュート周辺の落ち葉やゴミを掃除する際に、ホウキや清掃用具が配管に引っ掛かってテープや保温材をずらしてしまうケースも報告されています。
さらに、寒冷地や積雪地域では、雪の重みや氷結によって配管周りの固定が緩んでしまい、春先の雪解けとともにカバー類が外れてしまうこともあるでしょう。予期せぬトラブルは突発的に発生するため、定期的な目視確認が予防策として有効です。
配管カバーや脚部カバーの破損・脱落
配管カバーや脚部カバーといった保護部材自体が破損したり脱落したりすることで、配管がむき出しになるケースもあります。
特に脚部カバーが割れたり外れたりすると、エコキュート本体の脚部周辺に集中している配管が一気に露出し、見た目にも目立つ状態となってしまうでしょう。
カバー類は主に樹脂製であるため、長期間にわたる紫外線の照射によって硬化が進み、弾力性を失っていきます。
劣化した状態では少しの衝撃でひび割れや破損が発生しやすく、固定部品の劣化も相まって容易に外れてしまうのです。
カバーが外れたまま放置されると、本来保護されるべき保温材や配管が直接外気や雨風にさらされることになり、劣化スピードが加速してしまいます。二次的な損傷を防ぐためにも、カバーの状態確認と早期修復が求められます。
エコキュートの配管がむき出しの場合の対策
次項より、エコキュートの配管がむき出しの場合の対策を応急処置と根本的な対策にわけて順番に解説します。
すぐにできる応急処置
配管の露出範囲が比較的小さく、水漏れや亀裂といった深刻な損傷が見られない場合は、保温テープを巻き直すことで一時的な保護措置を講じることができます。
ホームセンターやインターネット通販で販売している数千円程度の保温テープを使用すれば、自分でも対応可能でしょう。
単に保温材が捲れたり、ズレたりしているだけの状態であれば、元の位置に戻してからテープでしっかりと固定することで、当面の保護は確保できます。
ただし、これらはあくまで応急的な対処であり、根本的な解決にはなりません。
また、配管周辺に濡れた跡や水漏れの痕跡が確認できる場合、異音が聞こえる場合、あるいはエコキュート本体にエラー表示が出ている場合には、自己判断での応急処置よりも専門業者による点検・修理を優先すべきです。
根本的な対策
応急処置では対応しきれない劣化が進行している場合、根本的な対策として保温材やカバーそのものを新しいものに交換する必要があります。
古い保温材を完全に取り除いた後、新しい保温材を配管に隙間なく巻き付け、その上から保温テープで丁寧に覆うことで、断熱性能を回復させることができるでしょう。
さらに長期的な保護を実現するには、配管カバーや脚部カバーの設置が効果的です。カバーは紫外線や雨風だけでなく、物理的な衝撃や動物による接触からも配管を守る役割を果たします。
また、設置当初から配管の露出範囲が広く施工不良が疑われるケースでは、自己判断で対処するのではなく、施工を担当した業者や専門の修理業者に現地確認を依頼することが重要です。
専門家による診断によって原因を正確に切り分け、適切な改善策を講じることが、長期的なトラブル回避につながります。
凍結が心配な地域で追加したい対策
冬季に氷点下となる日が多い地域や、寒冷地にお住まいの方は、配管の凍結対策をより強化する必要があります。
まず、基本となるのは、配管の露出部分をできる限り減らし、冷気が直接当たらない状態を作ることです。
保温材を厚手のものに交換したり、追加で巻き付けたりすることで断熱性能を高め、さらに配管カバーを設置することで外気の影響を最小限に抑えられるでしょう。
それでも凍結リスクが高い環境では、凍結防止ヒーターの設置も有効な選択肢となります。
なお、「配管が凍結したかもしれない」「お湯が出なくなった」といった症状が発生した場合、無理に熱湯をかけるなどの対処は配管破裂を招く危険性があるため避けなければなりません。
自然に解凍されるまで待つか、ぬるま湯で徐々に温める方法もありますが、不安な場合は状況に応じて専門業者へ相談することが安全です。
エコキュートの配管を修理する費用

エコキュートの配管に関わる修理費用は、損傷の程度や作業内容によって大きく変動します。
最も軽微な対応となるのが、保温テープの巻き直しや保温材の部分的な補修です。部分的な補修では、材料費は数千円程度で済むことが多く、ホームセンターやインターネット通販で購入できる保温テープや保温材を使用すれば、自分で作業することも可能でしょう。
ただし、業者に依頼する場合は、出張費や技術料が加算されるため、作業範囲や劣化具合によって最終的な費用は変動します。
また、配管の部分交換が必要になるケースでは、たとえ軽微な範囲であっても部材代に加えて工事費が発生するため、数万円規模の費用となることが一般的です。
配管交換の目安は1万円~3万円程度とされており、交換する配管の種類や長さ、作業の難易度によって金額は前後します。
さらに深刻な状況として、漏水が発生していたり接続部にトラブルが生じていたりする場合は、原因の特定と修理に時間がかかるため費用も上昇しやすくなるでしょう。
漏水や破損などのケースでは数万円から場合によっては10万円規模になることもあり、配管だけでなく関連部品の交換が必要になる可能性も考慮しなければなりません。
さらに、脚部カバーの交換については、カバー本体の部材費に加えて取り付け工事費がかかります。費用の幅は広く、カバーの破損状況やエコキュートの機種、設置場所の作業性などによって変動するため、事前に業者から見積もりを取得することが重要です。
エコキュートの配管を長持ちさせる予防策
エコキュートの配管を長持ちさせる予防策は、主に以下のとおりです。
- 年に1回のペースで点検する
- 台風や大雪のあとに確認する
- 配管の洗浄を定期的に行う
それぞれ、順番に解説します。
年に1回のペースで点検する
エコキュートの配管を長期間良好な状態で維持するには、定期的な点検が欠かせません。少なくとも年に1回のペースで、配管周辺を目視でチェックする習慣をつけることが推奨されます。
点検時には、保温テープが剥がれていないか、保温材にひび割れや欠けが生じていないか、配管がむき出しになっている箇所がないかを丁寧に確認しましょう。
また、配管の接続部分や周辺に水漏れの痕跡がないかも重要なチェックポイントです。地面に水たまりができていたり、配管表面に濡れた跡やシミが残っていたりする場合は、内部でトラブルが発生している可能性があります。
さらに脚部カバーや配管カバーといった保護部材についても、ひび割れが入っていないか、固定部分が緩んで脱落しかけていないかを確認することが大切です。
早期発見によって軽微な補修で済むケースが多いため、点検の習慣化が結果的に修理費用の抑制にもつながります。
台風や大雪のあとに確認する
自然災害や悪天候の後は、配管周辺に予期せぬダメージが発生しやすいタイミングであるため、通常の定期点検とは別に確認作業を行うことが重要です。
台風や強風が通過した後には、保温テープの端がめくれ上がっていないか、保温材がズレたり浮いたりしていないかをチェックしましょう。風の力は想像以上に強く、わずかな隙間から一気に剥がれてしまうケースも少なくありません。
また、大雪が降った地域や凍結が発生した後には、配管カバーや脚部カバーに破損が生じていないか、固定部分が緩んでいないかを入念に確認する必要があります。
雪の重みや氷結による膨張圧力は、樹脂製のカバーに想定外の負荷をかけることがあるのです。
もし異常を発見した場合は、できるだけ早く補修を行い、配管が露出している期間を短くすることで、二次的な劣化の進行を防ぐことができます。
配管の洗浄を定期的に行う
エコキュートの配管の中でも、特にふろ配管は浴槽内のお湯を回収して循環させる仕組み上、皮脂や湯垢といった汚れが蓄積しやすい特性があります。
内部に蓄積される汚れは配管の外観からは判断できないため、お湯はり時に黒い汚れが浮いてきたり、浴室で気になる臭いがしたりする場合は、洗浄頻度を上げる必要があるでしょう。
一般的には半年に1回程度の配管洗浄が推奨されており、メーカー指定の洗浄剤を使用することが基本となります。
フルオートタイプのエコキュートには自動洗浄機能が搭載されている機種もあるため、積極的に活用することで日常的なメンテナンスの手間を軽減しましょう。
なお、実際の洗浄方法や実施頻度については、お使いの機種や家族構成、入浴頻度といった使用状況に応じて調整し、取扱説明書の指示に従って適切に行うことが重要です。
まとめ
以上が、エコキュートの配管がむき出しになった場合の解説です。脚部カバーや保温材が捲れ、配管がむき出しだとお湯を沸かす効率の低下や水漏れなどが発生するリスクが高まるため、早めに対処しましょう。
簡単な応急処置としては、保温テープや保温材を購入して、ご自身で補修する方法が挙げられます。数千円程度で購入できるため、修理費用を節約できます。
根本的に対策したい場合は、業者に依頼し、現在の状況からどのような対処が必要なのかチェックしてもらい、適切な施工を行ってもらいましょう。ただし、業者に依頼すると、出張費用や技術料が発生します。
「エコ突撃隊」では、メーカー正規品を低価格で販売しております。設置や施工の経験が豊富なスタッフが対応いたしますので、ぜひ、ご相談ください。






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