太陽光発電
2017/02/26
太陽光発電のメリット2017年度(平成29年度)最新版!
太陽光発電システムのメリットをすべて紹介!2017年度最新の売電価格はもちろん、蓄電池と併設して賢く使っていくための方法を解説。また、ZEHの普及による太陽光発電の将来、ダブル発電による売電価格、補助金の情報も。
太陽光発電で作った電力を売却できる
太陽光発電システムの代表的なメリットは、太陽光発電で作った電力を売却できるという点です。太陽光発電で作った電力を電力会社などに売却することを一般的に「売電」と呼んだりもします。
この売電を目的に太陽光発電システムを導入して、実際に毎月、売電による利益を得ているひとも大勢います。ただし、この売電価格は年々下落していますので、数年前と今を比べると、売電で得られる利益は大きく異なります。
2017年度(平成29年度)の売電価格
売電の利益に直結する売電価格は、経済産業省が決定しており、基本的に毎年変動します。2017年度(平成29年度)以降の売電価格は、以下の通りです。(2016年度は参考)
2017年度以降の1kWhあたりの売電価格
2016年度(平成28年度):31円(出力制御対象外)/33円(出力制御対象)
2017年度(平成29年度):28円(出力制御対象外)/30円(出力制御対象)
2018年度(平成30年度):26円(出力制御対象外)/28円(出力制御対象)
2019年度(平成31年度):24円(出力制御対象外)/26円(出力制御対象)
※10kW未満の太陽光発電システムの場合
ご覧の通り、2017年度の1kWhあたりの売電価格は、2016年度に比べると3円下落しています。また2018年度以降も下落を続けることがわかります。
なお、「出力制御」とは、電力会社が電気の買い取りを拒否するための『出力制御対応機器』を設置する義務があるエリア(対象)か否(対象外)かを指しています。
売電によるメリットは無くなるわけではありませんが、確実に年々少なくなっています。
2018年以降は売電よりも自家消費にメリットあり
太陽光発電システムで作った電気の売電価格は年々低下していますが、同時に電力会社から購入する電気代も上がり続けています。
2018年度以降には、太陽光発電で作った電気を売電するよりも、自宅で使用したほうが金額的にお得になるともいわれています。このことからも、太陽光発電で作った電気を売電して利益を得る時代は、終わりつつあるともいえるでしょう。
売電価格の減少により、蓄電池との併設もオススメ
このように、太陽光発電で作った電気の使い道は、徐々に売電オンリーではなくなってきています。そんな中、作った電気を自宅で使用する上で注目されているのが蓄電池です。
まだまだ一般家庭に浸透しているとはいえない家庭用蓄電池ですが、2018年度以降からは需要が増すのではないか、といわれています。理由はダブル発電時の売電価格です。(2016年度は参考)
2017年度以降の1kWhあたりの売電価格(ダブル発電時)
2016年度(平成28年度):25円(出力制御対象外)/27円(出力制御対象)
2017年度(平成29年度):25円(出力制御対象外)/27円(出力制御対象)
2018年度(平成30年度):25円(出力制御対象外)/27円(出力制御対象)
2019年度(平成31年度):24円(出力制御対象外)/26円(出力制御対象)
※10kW未満の太陽光発電システムの場合
太陽光発電システムと一緒に家庭用蓄電池を導入している場合、ダブル発電と見なされ、売電価格が下がってしまうのがこれまでの常識でした。(ダブル発電にならない「太陽光発電連系型蓄電池」を除く)
ところが、上記のダブル発電時の売電価格の通り、2018年度以降は通常の売電価格と蓄電池併設時(ダブル発電時)の売電価格の差が1円以下になるため、これまでよりも太陽光発電と蓄電池との併設が行いやすくなるのです。
家庭用蓄電池のメリットについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ZEH普及に伴う太陽光発電の価格低下に期待
政府が現在進めている計画に「ZEH」があります。ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネットゼロエネルギーハウス)の略称で、自宅で消費するエネルギーのほとんどを、自宅で創りだす住宅のことです。
政府は「2020年までにハウスメーカー等の建築する注文戸建住宅の過半数でZEHを実現する(経済産業省)」ことを目標に掲げていますが、太陽光発電システムはZEHには欠かせない要素のひとつです。
そのため、ZEHの普及にともない、太陽光発電も今まで以上に普及していくことが考えられますので、販売価格の低下が期待できます。
ZEH(ゼッチ)ついて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
地域によっては補助金が出る
太陽光発電システムは、すでに国からの補助金交付が打ち切られています。地方自治体からの補助金交付は、地域によっては受けられる場合もありますが、すでに交付を打ち切っている地域もあります。
設置の地域で補助金・助成金が支給されるかどうかの確認は、下記のページで検索することができます。
全国の補助金がわかる(パナソニック)
→ http://sumai.panasonic.jp/solar/subsidy_info.html
ZEHやHEMSとの組み合わせで、よりエコに
太陽光発電システムは、発電時にも二酸化炭素をほとんど出さない、エコな発電手段としても知られています。
さらに太陽光発電がZEHに組み込まれたり、HEMSと同時に使用されることで、無駄な電力をほとんど使わないエコで経済的な生活を実現することができます。
メーカーや設置業者による保証が手厚い
太陽光発電システムは、メーカー保証や設置業者による保証が手厚いことでも知られています。
たとえば、大手メーカーでは太陽光パネルが発電することを保証する「出力保証」が最低でも10年間無料でついており、最近では無料で20年間保証してくれるメーカも存在します。
また、パワーコンディショナー・接続箱・架台といった太陽光パネル以外の機器に対しても、15年程度の長期保証を行っているメーカーが多くあります。
さらには、火災・落雷・風災(台風、暴風雨など)といった自然災害にも長期で保証してくれるサービスも有りますので、一度太陽光システムを設置すれば長期にわたり安心して使い続けることが可能です。
パワコン自立運転で非常時の電源になる
太陽光発電システムのパワーコンディショナーは「自立運転モード」に切り替えることで、停電時に非常用電源として使うことが可能です。「自立運転モード」にしたパワーコンディショナーの自立運転用コンセントに、家電の電源を差し込むことで、通常1500Wまで電気を使用することが可能です。
ただし、一部の機種や工事内容によっては、自立運転用コンセントが無い場合もありますので、事前にコンセントの有無と場所を把握しておきましょう。また、当然ながら夜間は太陽光パネルによる発電が行われませんので、非常用電源として使用することができません。
ほとんどの屋根に設置が可能
太陽光パネルは日々進化していますので、ほとんどの屋根に乗せて使用することが可能です。
また、家庭用の太陽光発電システムの場合、多くが「屋根・屋上・地面」ですが、最近ではカーポートでもパネル設置型のものもあります。
他にも、電柱型のものや壁など太陽の光が当たりさえすれば発電できますので、比較的自由に設置して電気を作ることが可能です。
メンテナンスが比較的容易
10年~20年以上も使用し続けることになる太陽光発電システムは、設置後のメンテナンスに手間がかかる印象があるかもしれません。しかし、実際のところ太陽光発電のメンテナンスに多くの手間はかかりません。
設置業者によっては、数年おきに定期的な点検・メンテナンスを販売時に無料でつけてくれるところもありますし、有料だったとしても平均して一回に付1~2万円程度です。
また、故障・発電量の一定値以下の低下には、保証年内であればメーカーが対応してくれますので安心です。
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