蓄電池の豆知識!第1回目!【営業部 山本】
2026/08/15
みなさんこんにちは!
エコ突撃隊の山本です。
これまでエコキュートの豆知識についてお話させていただきましたが、今回は蓄電池の豆知識をご紹介!
みなさんの中にはご存じの方もおられると思いますがお付き合いください。
蓄電池第1回目の豆知識は
太陽光発電がある家に蓄電池を付けると、何が変わる?|太陽光の電気をもっとムダなく活用する方法
「太陽光発電は付いているけれど、蓄電池も必要なの?」
太陽光発電を設置されているお客様から、よくいただくご質問です。
太陽光発電だけでも、昼間に発電した電気を家庭で使ったり、余った電気を売電したりすることはできます。
しかし、太陽光発電には一つ大きな特徴があります。
それは、「電気をたくさん使いたい時間帯」と「太陽光がたくさん発電する時間帯」が必ずしも一致しないということです。
そこで活躍するのが「蓄電池」です。
今回は、太陽光発電がすでに設置されているご家庭に蓄電池を追加すると、電気の使い方がどのように変わるのかを分かりやすく解説します。
そもそも、太陽光発電だけでは何がもったいない?
太陽光発電は、基本的に日中に発電します。
例えば、
- 朝:発電量が少ない
- 昼:発電量が多い
- 夕方:発電量が減る
- 夜:発電しない
という動きになります。
一方、一般的なご家庭では、
- 朝:照明・エアコン・調理家電などを使用
- 昼:仕事や学校で家を空ける
- 夕方~夜:照明・エアコン・テレビ・IH・給湯などを使用
というように、電気を多く使うのは太陽光発電が少なくなる夕方以降というケースも少なくありません。
つまり、太陽光発電だけの場合、
昼間にたくさん発電したのに、家に誰もいなくて電気をあまり使わない
ということがあります。
この余った電気は売電できますが、蓄電池があれば、
「昼間に発電した電気を貯めて、夜に使う」
という選択肢が生まれます。
蓄電池を追加すると「電気を貯めて使う」ができる
太陽光発電+蓄電池のイメージは、とてもシンプルです。
☀ 昼間
太陽光発電
↓
① 家で電気を使う
↓
② 余った電気を蓄電池へ充電
🌙 夜
太陽光発電がない
↓
蓄電池から放電
↓
家の電気に利用
つまり、蓄電池は太陽が出ている時間に作った電気を、太陽が出ていない時間に使うための「電気の貯金箱」と考えると分かりやすいでしょう。
「売電」中心から「自家消費」中心へ
太陽光発電を設置した当初は、
「発電した電気を売って電気代を節約する」
という考え方が一般的でした。
しかし現在は、電気料金や売電単価、家庭の電気使用量などを考慮し、
「発電した電気を自宅でできるだけ有効活用する」
という考え方も重要になっています。
蓄電池を組み合わせることで、
昼間の余剰電力 → 蓄電池へ充電 → 夜に自宅で使用
という使い方が可能になります。
特に、太陽光発電の余剰電力が多いご家庭では、蓄電池を活用するメリットを検討しやすくなります。
実際にはどんな蓄電池がある?
蓄電池には、メーカーや容量、システム構成によってさまざまな種類があります。
例えば、現在もラインアップされている製品の一つが、ニチコンの単機能蓄電システムです。
ニチコン「ESS-U4M1」
蓄電容量は11.1kWh。
すでに太陽光発電を設置している住宅向けの「単機能蓄電システム」で、全負荷・200Vにも対応しています。
ニチコンの公式情報では、太陽光発電の余剰電力を蓄電池に充電して自給自足に近づける「グリーンモード」などが紹介されています。
11.1kWhという容量は、家庭用蓄電池としても比較的大きめの容量です。
ニチコン「ESS-U4X1」
さらに大容量を求める場合には、16.6kWhのESS-U4X1があります。
こちらも全負荷・200V対応モデルで、停電時には家全体への電力供給を想定したシステム構成が可能です。
ニチコン公式では、AI自動制御やV2Hとの連携、気象警報自動制御などにも対応するとされています。
「停電時もできるだけ普段に近い生活をしたい」というご家庭では、このような大容量・全負荷対応蓄電池も選択肢になります。
長州産業にも大容量モデルがある
国産メーカーの蓄電システムでは、長州産業の「スマートPVマルチ」も代表的なシリーズです。
2026年7月に更新された同社の性能表示ラベルでは、
- 6.5kWh
- 9.7kWh
- 9.8kWh
- 12.7kWh
- 13.0kWh
- 16.4kWh
など、複数の容量がラインアップされています。
例えばパッケージ型番では、
CB-P98M06A:9.8kWh
CB-P127M06A:12.7kWh
CB-P164M06A:16.4kWh
などがあります。
ただし、蓄電池は単純に「容量が大きいほど良い」というものではありません。
じゃあ、何kWhの蓄電池を選べばいい?
ここが蓄電池選びで非常に重要なポイントです。
例えば、
「10kWhの蓄電池なら10kWh全部を毎日使える」
とは限りません。
実際の使用量、太陽光発電量、蓄電池の実効容量、充放電効率、運転モードなどによって、実際の使い方は変わります。
そのため、
「とにかく大容量の蓄電池を付ける」
のではなく、
- 太陽光発電の容量
- 月々の電気使用量
- 昼間と夜間の電気使用量
- 家族人数
- オール電化かどうか
- エコキュートの有無
- 停電時にどこまで電気を使いたいか
- 将来的な電気自動車・V2Hの導入予定
などを考えて容量を決めることが大切です。
蓄電池のメリットは「電気代」だけではありません
蓄電池を検討するとき、「電気代が安くなるか?」だけに注目しがちです。
しかし、もう一つ大きなメリットがあります。
それが、
「停電への備え」
です。
例えば、台風や地震などで停電した場合でも、蓄電池に電気が残っていれば、蓄えた電気を家庭で利用できます。
製品や設置方法によって停電時に使用できる範囲は異なります。
特に「全負荷対応」の蓄電システムなら、住宅全体への電力供給を想定した構成にできます。
ニチコンのESS-U4X1・ESS-U4M1では、停電時に蓄電池から給電し、太陽光発電があればその電力も利用する仕組みが案内されています。
もちろん、エアコン・IH・電子レンジなど、消費電力の大きな機器を同時に使用すれば蓄電池の減りも早くなります。
そのため、
「何時間使えるか」だけではなく、「停電時に何を使いたいか」
まで考えておくことが大切です。
太陽光+蓄電池+エコキュートは相性がいい?
さらに、太陽光発電と蓄電池にエコキュートを組み合わせることで、昼間に発電した電気を家庭内で有効活用する方法も考えられます。
例えば、
☀ 太陽光発電
↓
🏠 家庭で使用
↓
🔋 余った電気は蓄電池へ
↓
♨ 太陽光の余剰電力を利用してエコキュートを沸き上げ
↓
🌙 夜は蓄電池の電気を利用
というように、家庭の中で太陽光発電の電気を有効活用する考え方です。
ただし、エコキュートの沸き上げ制御や蓄電池の運転モードなどは、機種・メーカー・電力契約によって異なるため、実際の導入時にはシステム全体での確認が必要です。
「太陽光があるから蓄電池はいらない」は本当?
これは、ご家庭によって答えが変わります。
例えば、
昼間に在宅していて電気をたくさん使うご家庭
なら、太陽光発電の電気をそのまま自家消費できる割合が高くなる可能性があります。
一方、
昼間は仕事や学校で家を空けていて、夕方~夜に電気を多く使うご家庭
では、蓄電池によって昼間の余剰電力を夜に回すメリットを検討しやすくなります。
つまり重要なのは、
「太陽光発電があるかどうか」だけではなく、「発電する時間」と「電気を使う時間」がどうなっているか
です。
蓄電池は「容量」だけで選ばないことが大切
蓄電池を選ぶ際には、
「10kWhだからこの商品」
という選び方だけでは不十分です。
例えば、
単機能蓄電池
なのか、
ハイブリッド蓄電システム
なのかによって、太陽光発電との接続方法も変わります。
すでに太陽光発電が設置されている住宅では、既設の太陽光パワーコンディショナとの組み合わせを確認する必要があります。
メーカーや型番によって接続可否が異なる場合があるため、
「蓄電池だけを見て選ぶ」のではなく、太陽光パネル・既設パワーコンディショナ・分電盤・電力契約などを含めて確認する
ことが重要です。
まとめ|太陽光発電に蓄電池を追加すると、電気の使い方が変わる
太陽光発電だけの場合、
「昼間に発電して、使わなかった電気は売る」
という使い方が中心になります。
蓄電池を組み合わせると、
「昼間に発電した電気を貯めて、夕方や夜に使う」
という選択肢が増えます。
さらに停電時には、蓄えた電気を非常用電源として活用することもできます。
ただし、蓄電池は容量が大きければ良いというわけではありません。
太陽光発電の容量・ご家庭の電気使用量・家族構成・電気の使う時間帯・停電時に使いたい家電などを総合的に考えて選ぶことが大切です。
エコ突撃隊では、太陽光発電のメーカー・型番や現在のパワーコンディショナ、毎月の電気使用量などを確認しながら、蓄電池の容量やシステム構成をご提案しています。
「今の太陽光に蓄電池を後付けできる?」
「何kWhくらいが我が家に合う?」
「太陽光と蓄電池をセットにするとどうなる?」
など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
※蓄電池の対応可否・補助金対象・設置条件などは、設置時期や製品構成によって異なります。
実際の導入時には各メーカーの最新仕様および設置条件をご確認ください。






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