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オール電化

2026/07/26

エコキュートのフルオートとは?オート・給湯専用との違いや選び方をわかりやすく解説

「フルオートのエコキュートって、ほかのタイプと何が違うの?」と迷っていませんか。

エコキュートにはフルオートのほかにオートや給湯専用があり、自動でできる範囲や価格に差があるため、自分の家庭にどれが合うのかは分かりにくいものです。

この記事では、フルオートの特徴やオート・給湯専用との違い、メリット・デメリット、向いている家庭などをわかりやすく解説します。選び方のポイントや交換時の注意点も紹介するので、エコキュート選びの参考にしてください。

エコキュートのフルオートとは?

エコキュートとは、空気中の熱を利用してお湯を沸かす電気給湯機です。ヒートポンプの仕組みで大気の熱を集め、割安な夜間電力などを使ってお湯をつくり、貯湯タンクにためておくことで、必要なときに給湯できます。

少ない電気で効率よくお湯を沸かせるため、光熱費や環境負荷を抑えやすい点が支持されています。

そのエコキュートのなかでも、フルオートは入浴まわりの操作を幅広く自動化したタイプです。設定した湯量と温度に合わせて自動でお湯はりを行い、わいたお湯を一定時間キープします。

浴槽の湯量が減れば自動でたし湯をし、冷めてきたお湯は追いだきで温め直せるため、入浴にまつわる操作の多くを機器側にまかせられます

ただし、どこまでを自動で行うかは製品ごとに違いがあります。

たとえば、三菱電機のフルオートは、湯はりから保温・たし湯までを自動でこなし、追いだきはリモコンのワンタッチで操作する仕様です。

一方でパナソニックのように、保温中の湯温低下に合わせて自動で追いだきやたし湯まで行う機種もあります。自動保温を続ける時間や動作の細かさは、メーカーや機種、設定によって変わると考えておくとよいでしょう。

なお、フルオートは一部のメーカーに限られた機能ではありません。パナソニック・三菱電機・ダイキン・日立・コロナといった主要メーカーが幅広くラインアップしており、容量やグレードの選択肢も豊富にそろっています。

入浴の快適さを重視する家庭にとって、有力な候補となるタイプといえます。

フルオート・オート・給湯専用の3タイプの違い

エコキュートは、浴槽への給湯方式によって主に3つのタイプで比較されます。自動でできる範囲がタイプごとに異なり、その差が使い勝手や価格に影響します。まずは全体像を表で確認しましょう。

機能・項目 フルオート オート※ 給湯専用
自動お湯はり ×(手動)
自動保温 × ×
自動たし湯 × ×
追いだき × ×
高温さし湯・たし湯
手動操作の多さ 少ない 多い
向いている使い方 手間なく快適に 湯はりは自動で十分 シンプルに使えれば十分

※オートタイプは、メーカーによって呼び方が異なります。

表のとおり、フルオートは自動でできる範囲が最も広く、給湯専用はお湯はりから手動で行うシンプルな方式です。オートはその中間に位置づけられます。

フルオートとオートタイプの違いは追いだき・自動保温の可否

フルオートとオートを分ける最大のポイントは、わいたお湯を温かいまま保てるかどうかにあります。

フルオートは、自動でお湯はりを終えたあとも設定した温度と湯量を一定時間保ち、冷めてきたら追いだきで浴槽のお湯を温め直せます。

これに対してオートは、お湯はりまでは自動でできるものの、その後の保温はできません。お湯がぬるくなったら、高温のさし湯やたし湯を足して自分で温度を調整します。

給湯専用はさらにシンプルで、蛇口を開いて浴槽にお湯をためる方式のため、お湯はり自体を手動で行います。

つまり、入浴の手間を減らして快適さを求めるほどフルオートが向き、操作の手間より価格や機能のシンプルさを優先するならオートや給湯専用が候補になります。

家族の帰宅時間がばらばらで入浴時間がずれやすい家庭ほど、追いだきと自動保温を備えたフルオートの利便性を実感しやすいといえます。

フルオートエコキュートのメリット

フルオートを選ぶ利点は、日々の入浴を快適にしながら家事の負担を軽くできる点にあります。具体的なメリットは主に以下のとおりです。

  • 入浴準備をほぼ自動でまかせられる
  • 家族の入浴時間がずれても温かいお湯に入りやすい
  • 自動配管洗浄を備えた機種なら清潔を保ちやすい

それぞれ順番に解説します。

入浴準備をほぼ自動でまかせられる

フルオートの最も分かりやすい利点は、お風呂の支度を機器にまかせられる手軽さです。

ボタンを押せば設定した湯量と温度でお湯はりが始まり、完了後もお湯を温かい状態に保ちます。浴槽の様子をたびたび確認したり、お湯があふれないよう見張ったりする必要がないため、その間に食事の準備や子どもの世話など、ほかの家事を進められます

忙しい朝や夕方の時間帯ほど、この余裕は大きな助けになります。

家族の入浴時間がずれても温かいお湯に入りやすい

追いだき機能によって、冷めてきたお湯を沸かし直せる点もフルオートの強みです。先に入った人と最後に入る人のあいだに時間が空いても、ぬるさを我慢せずに済みます。

帰宅時間がまちまちの家庭や、家族それぞれで入浴のタイミングが分かれる家庭では、この快適さを毎日のように実感できます。オートタイプのように高温のさし湯で調整する手間がかからないのも利点です。

自動配管洗浄を備えた機種なら清潔を保ちやすい

フルオートのなかには、自動配管洗浄を備えた機種があります。浴槽の栓を抜くと配管内を自動で洗い流してくれるため、目に見えない追いだき配管の汚れをこまめに落とせます。

日常の掃除の負担を抑えながら、気持ちよくお湯を使い続けられる点は見逃せません。

ただし、この機能はすべてのフルオートに共通するわけではなく、搭載の有無やしくみはメーカー・機種によって異なります。清潔さを重視するなら、購入前に対応状況を確認しておくと安心です。

フルオートエコキュートのデメリット・注意点

多くの機能を備えたフルオートですが、導入前に押さえておきたい注意点もあります。主に以下のとおりです。

  • 入浴剤の使用に制限がある
  • 本体価格がオート・給湯専用より高めになりやすい

それぞれ順番に解説します。

入浴剤の使用に制限がある

フルオートは浴槽のお湯を配管に循環させて追いだきや保温を行うため、入浴剤の成分によっては使用できないものがあります。

とくに硫黄・塩分・酸性やアルカリ性の成分・固形物・とろみ成分を含む入浴剤は、配管の腐食や詰まりにつながるおそれがあり、避けるよう案内されているケースが多く見られます。

にごり湯タイプについては、一律に使えないわけではなく、機種によって可否が分かれます。

たとえば、同じメーカーでも、対応する入浴剤の種類はシリーズごとに異なることがあります。入浴剤を日常的に使いたい場合は、購入前にメーカーの公式サイトや取扱説明書で使用できる種類を確認しておくと、後々のトラブルを防げます。

本体価格がオート・給湯専用より高めになりやすい

フルオートは自動保温や追いだきといった機能を備える分、同じ容量・条件で比べると、オートや給湯専用より本体価格が高くなる傾向があります。搭載機能が増えるほど価格に反映されやすいためです。

ただし、設置状況や工事内容によっても変わるため、実際の総額は本体価格だけで決まるわけではありません

エコキュート3タイプの本体・工事費の違い

エコキュートの費用は、タイプの違いだけでなく、容量や設置状況によっても変わります。

同じ容量・同じ条件で比べた場合、本体価格は一般にフルオート、オート、給湯専用の順に高くなります。自動保温や追いだきといった機能が多いほど価格に反映されるためで、フルオートが最も高く、機能を絞った給湯専用が最も安く収まりやすい傾向です。

ただし、実際に支払う総額は本体価格だけでは決まりません。主に次の要素が影響します。

費用を左右する要素 総額への影響
給湯タイプ フルオート>オート>給湯専用の順に高くなりやすい
タンク容量 容量が大きいほど本体価格が上がる
給湯圧・地域仕様 高圧給湯や寒冷地仕様は価格が上がりやすい
本体形状 薄型など特殊な形状は割高になりやすい
設置・搬入条件 狭い設置場所や搬入が難しい現場は工事費が加算される
既設配管の流用 流用できれば工事範囲が狭まり費用を抑えやすい

これらの条件によって、同じタイプでも総額は変わります。たとえば、容量の大きいモデルや高圧給湯に対応した機種は本体価格が上がり、搬入や設置に手間がかかる現場では工事費が加算されます

逆に、既設の配管をそのまま使える場合は工事の範囲が狭まり、費用を抑えやすくなります。

そのため、見積もりを取る際は本体価格だけでなく、標準工事費・追加の配管工事費・古い機器の撤去処分費まで含めた総額で比較することが大切です。

エコキュートの交換に使える補助金

エコキュートの設置や交換では、国の補助金を活用できる場合があります。給湯省エネ2026事業では、要件を満たすエコキュートの設置に対して1台あたり7万円が交付され、より高い省エネ性能を満たす機種ではさらに加算されます。

ここで注意したいのは、補助の対象になるかどうかはフルオートかオートかといった給湯タイプで決まるわけではない点です。

インターネット接続や、天気・日射量の予報に連動して昼間に沸き上げを行う機能を備えるなど、性能や機能の要件を満たし、対象製品として登録されているかどうかが判断基準になります。

補助制度は年度ごとに内容や予算の状況が変わり、予算に達した時点で受付が終了することもあります。利用を検討する場合は、交換前に施工店へ最新の条件を確認しておくと確実です。

フルオートが向いている家庭

フルオートは便利なタイプですが、その利点が活きるかどうかは家庭の入浴スタイルによって変わります。フルオートが特に向いているのは、主に以下のような家庭です。

  • 共働きや子育てで家事の時間を減らしたい家庭
  • 家族の入浴時間がずれやすい家庭
  • お湯はりから保温まで手間をかけたくない家庭

それぞれ順番に解説します。

共働きや子育てで家事の時間を減らしたい家庭

共働きや子育て中で忙しい家庭では、入浴準備を自動でまかせられる利点が大きく働きます。ボタンを押すだけで設定した湯量と温度のお湯はりが進むため、操作や見張りにかける時間を、ほかの家事や子どもの世話に回せます。

とくに家事が集中する朝や夕方の時間帯は、お風呂の支度から手が離れるだけでも負担の軽減につながります

家族の入浴時間がずれやすい家庭

家族それぞれで入浴のタイミングが分かれる家庭にも、フルオートは向いています。追いだきと自動保温によって、最初に入る人から最後に入る人まで温かいお湯を保てるため、時間差があってもぬるさを気にせずに済みます。

帰宅時間がまちまちの家庭や、入浴の時間帯がばらつく家庭ほど、この機能が毎日のように役立ちます。

お湯はりから保温まで手間をかけたくない家庭

お風呂まわりの操作をできるだけ減らしたい家庭にも適しています。オートタイプのように高温のさし湯で温度を調整する必要がなく、ボタン一つで快適な入浴環境が整います。

一つひとつの操作は小さなものでも、毎日積み重なると差になるため、手間の少なさを重視する家庭にとってフルオートは扱いやすい選択肢といえます。

フルオートエコキュートの選び方

フルオートに絞る前に、いくつかの視点から見比べておくと、自分の家庭に合った一台を選びやすくなります。選ぶ際に押さえておきたいポイントは、主に以下のとおりです。

  • 入浴スタイルからタイプを見極める
  • 省エネ性はタイプではなく性能で比べる
  • 迷ったら施工店に相談する

それぞれ順番に解説します。

入浴スタイルからタイプを見極める

迷ったら、ご家庭の入浴スタイルからエコキュートのタイプを選びましょう。手間をかけず快適に入りたいならフルオートが向きますが、すべての家庭にフルオートが最適とは限りません。

たとえば、家族の入浴時間がほぼそろっていて追いだきの出番が少ない家庭なら、オートでも不便を感じにくく、初期費用を抑えられます

入浴剤を毎日楽しみたい家庭では、使用できる種類の幅が広いオートや給湯専用のほうが合うこともあります。設備をシンプルに保ちたい、費用を最優先したいという場合は、給湯専用が有力な候補です。

フルオートの利点と、これらのタイプの利点を並べて比べることで、納得のいく選択につながります。

省エネ性はタイプではなく性能で比べる

省エネ性を重視する場合に気をつけたいのは、フルオートだから省エネ、という捉え方をしないことです。お湯を沸かす効率は給湯タイプで決まるものではなく、機種ごとの年間給湯保温効率やタンク容量、沸き上げの制御方式によって変わります

また、自動保温を長時間使えば、その分の電力を消費します。快適さと消費電力は必ずしも一致しないため、省エネ性を比べるときは、タイプではなく効率の数値や家庭の使い方を基準にすることが大切です。

カタログに記載された年間給湯保温効率は、機種を比較するうえで分かりやすい目安になります。

迷ったら施工店に相談する

タイプや容量、設置条件を一人で見極めるのが難しい場合は、施工店に相談するのが近道です。家族の人数や入浴の習慣、設置スペース、既設の配管の状態などを踏まえて、適したタイプや機種を提案してもらえます。

とくに設置状況によっては工事の内容や費用が変わるため、現地を確認したうえでの見積もりは、機種選びと予算の両面で参考になります。複数の選択肢を比較しながら、自宅の条件に合う一台を絞り込むとよいでしょう。

オート・給湯専用からフルオートへ交換できる?

今使っているエコキュートがフルオートでない場合でも、フルオートへの交換は検討できます。ただし、現在のタイプによって工事の内容や進めやすさが変わります。まずは交換のパターンを押さえておきましょう。

  • フルオートからフルオートへの交換
  • オート・給湯専用からフルオートへの交換

それぞれ順番に解説します。

フルオートからフルオートへの交換は進めやすい

すでにフルオートを使っている場合、同じフルオートへの交換は比較的スムーズに進みます。追いだきに使う配管や浴槽側の部材がそろっているため、多くはそのまま流用でき、機器の入れ替えを中心とした工事で済むことが多いためです。

今まで通りの使い勝手を保ちたい場合は、同じフルオートを選ぶと違和感なく移行できます

オート・給湯専用からフルオートへの交換は追加工事が生じることがある

一方、オートや給湯専用からフルオートへ変更する場合は、追いだき機能に必要な配管や浴槽アダプターの追加・交換が必要になることがあります。これらの設備がもともと備わっていないケースが多く、浴槽に取り付け穴がない場合は、穴あけ工事が加わることもあります。

工事の可否や追加費用は、戸建てかマンションか、浴室の構造、配管の経路といった条件によって変わります。フルオートへの変更を考えている場合は、事前に現地を確認してもらい、工事の範囲と費用を把握しておくと安心です。

なお、現在使っているエコキュートがどのタイプかは、本体やリモコンから確認できます。本体の型番をメーカーの公式サイトで検索すれば、機能や給湯方式を調べられます。

型番が分かりにくい場合は、リモコンの表示や取扱説明書を確認するか、施工店に問い合わせると確実です。

ガス給湯器からエコキュートへ交換できる?

現在ガス給湯器を使っている場合でも、エコキュートへの交換は可能です。

ただし、給湯のしくみが根本的に異なるため、同じ給湯器同士の交換に比べて工事の範囲は広くなります。ガス給湯器からエコキュートへ交換する際に必要になるのは、主に以下の内容です。

  • 貯湯タンクとヒートポンプの設置スペース
  • 電気工事や配管工事
  • 既設のガス給湯器の撤去

それぞれ順番に解説します。

貯湯タンクとヒートポンプの設置スペース

エコキュートは、お湯をためる貯湯タンクと、熱を集めるヒートポンプユニットの2つで構成されます。

ガス給湯器は壁掛けの小型なものが多い一方、エコキュートはタンクを置くまとまったスペースが必要です。屋外に設置場所を確保できるか、搬入経路に無理がないかを、事前に確認しておく必要があります。

設置スペースが限られる場合は、薄型のモデルを選ぶことで対応できることもあります。

電気工事や配管工事

エコキュートは電気でお湯を沸かすため、専用の電気回路を新たに設ける工事が必要です。

あわせて、貯湯タンクと浴室や台所をつなぐ給湯・給水の配管工事も行います。オール電化に切り替える場合は、分電盤や電力契約の見直しがともなうこともあります。

工事の範囲は住宅の状況によって変わるため、現地調査のうえで内容を確認してもらうとよいでしょう。

既設のガス給湯器の撤去

エコキュートを設置する際は、これまで使っていたガス給湯器の撤去も必要です。撤去や処分にかかる費用は見積もりに含まれるのが一般的で、総額を把握するうえで確認しておきたい項目です。

なお、給湯器からエコキュートへの交換は、電気温水器やエコキュート同士の交換に比べて工事の内容が増える分、費用も高くなる傾向があります。

まとめ

以上が、エコキュートのフルオートの解説になります。

フルオートは、自動でのお湯はりや保温、追いだきに対応した、入浴まわりの手間を幅広く減らせるタイプです。オートや給湯専用と比べて自動でできる範囲が広く、家族の入浴時間がずれやすい家庭や、家事の負担を軽くしたい家庭に向いています。

一方で、入浴剤の使用に制限がある点や、本体価格が高めになりやすい点は、選ぶ前に押さえておきたいポイントです。

省エネ性は給湯タイプではなく機種ごとの性能で決まり、補助金の対象になるかどうかも性能や機能の要件によって変わります。

タイプの快適さだけで判断せず、入浴スタイルや設置状況、既設設備との相性まで含めて比べることで、自宅に合った一台を選びやすくなります。

「エコ突撃隊」では、メーカー正規品を低価格で販売しております。経験豊富なスタッフが対応いたしますので、フルオートのエコキュートに興味がある方は、ぜひご相談ください。

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