オール電化
2025/12/16
エコキュートのブレーカーが落ちる原因は?タイミング別の対処法と修理・交換の目安を解説

エコキュートのブレーカーが落ちるときは、機器の故障や家全体の電力オーバーなど、いくつかの原因が考えられます。
まずは「どのブレーカーが・いつ」落ちているのかを確認し、原因に合った対処をすることが大切です。
そこで今回は、エコキュートのブレーカーが落ちる原因を種類やタイミングなどに分けて解説します。ぜひ最後まで、ご覧ください。
エコキュートのブレーカーが落ちるとは?

エコキュートのブレーカーが落ちる現象は、電気回路に何らかの異常が生じていることを示す警告です。
ブレーカーは過電流や漏電を検知すると自動的に電気を遮断し、建物や人体を危険から守る安全装置として機能しています。
つまり、ブレーカーが落ちるのは、重大なトラブルを防ぐために電気を自動的に止めている状態です。
そのため、原因を確認しないまま何度もブレーカーを上げ直すことは危険です。異常が直っていないのに通電を続けると、配線の発熱による火災や、漏電による感電事故につながるおそれがあります。
ブレーカーが頻繁に落ちるときは、自分で判断せず、必ず専門業者に点検を依頼してください。
エコキュートでどのブレーカーが落ちている?
エコキュートのトラブルを解決するには、まずどのブレーカーが落ちているかを正確に把握することが重要です。
家庭の分電盤を開くと、複数のスイッチが並んでおり、契約アンペア数を超過した際に作動するアンペアブレーカー(主開閉器)、漏電を感知して遮断する漏電ブレーカー、部屋ごとの回路を個別に保護する安全ブレーカーが並んでいます。
また、エコキュートを新築時でなく後付けで設置した住宅では、分電盤付近や機器本体の近くに専用の子ブレーカーが別途取り付けられているケースが多く見られます。
上記の中で、エコキュートを使用時にブレーカーが落ちる可能性があるのはアンペアブレーカー(主開閉器)、漏電ブレーカー、専用の子ブレーカーの3種類です。
ブレーカーの種類によって原因も対処法も変わるため、分電盤を開けて、どのスイッチが下がっているか確認してください。
アンペアブレーカー(主開閉器)が落ちる場合の原因
アンペアブレーカーは住宅全体で同時に使用できる電力量の上限を管理する装置で、契約アンペア数を超過すると自動的に作動します。
アンペアブレーカーが落ちると家中のすべての電気が一斉に止まってしまうため、すぐに異常だと気づくでしょう。
エコキュートは深夜の安い電力を利用してお湯を沸かす仕組みですが、稼働中は一定の電力を消費し続けています。
稼働中に電子レンジやIHクッキングヒーター、エアコンなどの消費電力の大きい家電を同時に使うと、契約アンペアを超えてしまいやすくなります。
特に冬場の朝は暖房器具も使うため、電力需要が集中しやすく注意が必要です。
アンペアブレーカー(主開閉器)が落ちる場合の対処法
アンペアブレーカーが落ちた場合、エコキュート本体の故障を疑う前に、まずは電気の使い方を見直すことが大切です。
多くのケースでは電力の使いすぎが原因となっており、ブレーカーが落ちた瞬間にどの家電製品を同時稼働させていたかを記録しておくと問題の特定に役立ちます。
対策としては、電気を多く使う時間帯を重ねないことが有効です。
例えば、朝の忙しい時間に電子レンジとドライヤーを同時に使わないようにするだけでも、ブレーカーが落ちにくくなります。
しかし、同じ家電の組み合わせで繰り返しブレーカーが落ちるようであれば、現在の契約アンペア数が生活スタイルに合っていない可能性が高いです。その際は電力会社へ連絡し、契約内容の見直しを相談してみましょう。
漏電ブレーカーが落ちる場合の原因
漏電ブレーカーは配線や電気機器から本来流れるべきでない場所へ電気が漏れ出していることを検知すると、即座に電力供給を遮断する安全装置です。
漏電は感電事故や火災の直接的な原因となるため、漏電ブレーカーが作動した際は特に慎重な対応が求められます。
エコキュートに関連して注意すべきなのが、機器の運転中に限定してブレーカーが落ちるケースです。この場合はエコキュート本体の内部配線や基板に問題が生じている可能性が高くなります。
また、雨天時や湿度の高い日だけ症状が現れる場合は、屋外に設置された本体ユニットや電源配線の絶縁不良が考えられます。水分が電気回路に侵入することで漏電が発生しやすくなるため、雨の日や湿度の高い日に発生しやすいです。
漏電ブレーカーが落ちる場合の対処法
漏電ブレーカーが何度も落ちる場合は、電気設備のどこかに異常が起きているサインです。放置すると感電や配線の発火につながるおそれがあるため、早めの対処が必要になります。
ただし、原因箇所を自分で特定しようと安易にブレーカーを操作したり機器を分解したりする行為は危険です。
漏電している箇所に触れれば感電する恐れがありますし、専門知識なしに配線をいじれば状況を悪化させかねません。
速やかに電気工事士のいる業者や、エコキュートメーカーのサービス窓口に連絡し、点検を依頼しましょう。費用はかかりますが、安全を優先する必要があります。
エコキュート専用の子ブレーカーが落ちる場合の原因
分電盤内の子ブレーカーのうち、エコキュート専用回路のものだけが落ちている状況では、回路特有の電気的トラブルが発生していると考えられます。
他の家電は問題なく使えるのに、エコキュートだけが止まる場合は、エコキュート専用回路で過電流や漏電が起きている可能性が高いです。
主な原因としては、本体内部の部品の劣化や故障が挙げられます。
貯湯タンクユニット内のヒーターやお湯を作り出すコンプレッサー、熱を放出するファンモーターといった部品が異常をきたすと、起動の瞬間に想定外の大電流が流れてブレーカーを作動させます。
また、長年使用している機器では、本体から分電盤までをつなぐ電源配線や接続部分の端子台が経年劣化し、接触不良や絶縁性能の低下を招いているケースも少なくありません。
エコキュート専用の子ブレーカーが落ちる場合の対処法
まずは他の部屋の照明やコンセントが正常に使えているかを確認し、エコキュートの回路だけが遮断されている状況であることを把握しましょう。
次に本体ユニット周辺に水漏れや配線の焦げ跡といった明らかな異常がないか目視でチェックします。
特に問題が見当たらなければ、試しに一度だけ子ブレーカーを上げ直してみましょう。
ただし、ブレーカーを戻した直後に即座に落ちる場合や、エコキュートが運転を開始するたびに毎回ブレーカーが落ちるようであれば、内部部品や電源配線に故障が起きている可能性が高いと考えられます。
上記のような症状が見られたら直ちに使用を中止しましょう。リモコン画面にエラーコードが表示されていないか確認し、機器の型番や設置年数とあわせてメーカーサポートセンターや施工業者へ相談してください。
なお、専用回路であってもブレーカー容量の変更や配線工事を素人が行うことは法律で禁じられています。必ず電気工事士の資格を持つ専門家へ依頼しましょう。
エコキュートを利用していてブレーカーが落ちるタイミングと原因
エコキュートのブレーカートラブルを解決するには、いつ・どのような状況で遮断が起きているのかを正確に把握することが不可欠です。
ブレーカーが落ちるタイミングは、深夜の自動運転開始時やお湯の使用中、天候・季節などによってさまざまです。
それぞれのタイミングによって考えられる原因は大きく異なるため、順番に解説します。
運転開始・追いだきのタイミングで落ちる
お湯はりや追いだき機能を起動した瞬間、あるいは深夜のタンク沸き上げが始まった直後にブレーカーが落ちる症状は、エコキュートの特定部品に過度な負荷がかかっているサインです。
エコキュートの貯湯タンクユニットやヒートポンプユニットが一斉に稼働を開始すると、瞬間的に大きな電流が流れます。
本来であれば問題ない電流ですが、機器に不具合があると、必要以上の電力を使ってしまうことがあります。特に設置から長年経過した機器では、内部部品の経年劣化によって動作効率が低下していることがあります。
また、電気接点部分の接触不良が生じていると、起動の瞬間だけ異常な過電流が発生し、ブレーカーを作動させる原因となります。
雨の日・翌日だけブレーカーが落ちる
雨天時やその翌日に漏電ブレーカーがよく落ちる場合は、水分が電気回路に悪影響を与えている可能性が高いです。
エコキュートは屋外に設置される機器であるため、豪雨や台風の際には配管を覆うカバー内部や電源配線の接続部へ雨水が侵入するリスクがあります。
また、気温差によって結露が発生し、端子台や基板周辺を濡らしてしまうケースも珍しくありません。
さらに、貯湯タンクユニット本体からの水漏れが足元に溜まり、配線を濡らしているケースもあります。
上記の症状が見られる場合は、まず屋外の配管ボックスやエコキュート設置面の周辺をよく観察してください。
水溜まりの痕跡や金属部分の錆びが確認できれば、内部への浸水がかなり進行しているおそれがあります。
電源を入れた瞬間に必ずブレーカーが落ちる
運転ボタンを押した直後や電源を入れ直した瞬間にブレーカーが作動してしまう場合、エコキュート本体内部でショートが発生している可能性があります。
ショートとは、電気回路のプラスとマイナスが本来とは違う経路で直接つながってしまう現象です。
正常な電気機器では電流は決められた経路を通って各部品へ適切に分配されますが、ショートが起きると抵抗のない最短ルートを電気が流れ、瞬時にブレーカーの許容値を超えてしまいます。
ショートは内部の制御基板や配線被覆の破損、水分や異物の侵入による絶縁不良などが原因と考えられます。
電源投入と同時に必ず遮断される場合は重度の故障が疑われるため、繰り返しの通電は避け、速やかに専門業者へ点検を依頼してください。
数日に一度・不定期に落ちる
数日おきや週に一度といった不定期なタイミングでブレーカーが落ちる症状は、原因の特定が最も難しいパターンといえます。
上記の場合、複数の要因が重なったときだけ漏電量や消費電流が安全基準を超えていることが多いです。
例えば、湿度の高い日にエコキュートが動いていて、さらにほかの家電も同時に使ったときだけブレーカーが落ちる、といったケースです。
また、設置から長期間が経過している機器では、ブレーカー本体や内部の保護部品が経年劣化により感度が不安定になっていることも考えられます。
劣化したブレーカーは同じ電流値でも作動したりしなかったりと、挙動が一定しなくなる傾向があります。不定期な症状だからといって放置せず、発生した日時や天候、使用状況などを記録して専門家に相談しましょう
エコキュート以外の家電も同時使用中に落ちる
エコキュートが稼働している時間帯にIHクッキングヒーターや電子レンジ、エアコンといった消費電力の大きな家電を同時使用した際だけ主ブレーカーが落ちるのであれば、契約アンペア数や電気回路の容量が不足している可能性を検討すべきでしょう。
上記の状況ではエコキュート本体に何ら異常がなくても、住宅全体の電力需要が供給能力を上回ってしまうため、安全装置としてのブレーカーが作動します。
特に深夜電力を利用してエコキュートが沸き上げ運転をしている早朝の時間帯は、朝食の準備で調理家電を集中的に使うケースが多く、電力のピークが重なりやすいです。
こうした症状が続く場合は、機器の故障を疑う前に、家全体の電気の使い方を見直し、場合によっては契約アンペア数の変更も検討してください。
エコキュートを利用していてブレーカーが落ちた場合の対処法

ブレーカーが落ちてしまった際、当面のお湯が必要という緊急性がある場合には、まずエコキュート本体周辺に明らかな水濡れや配線の焦げ跡がないかを目視で確認しましょう。
特に異常が見当たらなければ、試しに一度だけブレーカーを上げ直して様子を観察してください。そのまま安定して運転が継続できれば、とりあえず必要なお湯は使えるはずです。
しかし、ブレーカーを復旧させた直後に再び落ちてしまう状況や、焦げたような異臭がする、配線やカバーに変色が見られる、あるいは本体から水漏れが確認できるといった症状がある場合は、すぐに使用を中止して専門業者へ点検を依頼する必要があります。
次項より、エコキュートでブレーカーが落ちた場合にやるべきことを順番に解説します。
リモコンのエラーコードを確認する
エコキュートにトラブルが発生した際、リモコンユニットにはエラーコードと呼ばれる数字や記号の組み合わせが表示されます。
エラーコードは機器の異常内容を特定するための重要な手がかりとなり、どの部分にどのような問題が生じているのかを調べることが可能です。
ブレーカーが落ちた直後にリモコンを確認し、表示されているエラーコードを正確にメモしておきましょう。
数字と記号の組み合わせは見間違いやすいため、スマートフォンのカメラで画面を撮影しておくと確実です。
写真があれば、後日メーカーのサポートセンターや修理業者へ相談する際に正確な情報を伝えられるため、トラブル診断がスムーズに進みます。エラーコードの意味は取扱説明書やメーカーの公式サイトでも確認することが可能です。
エコキュートの目視チェックポイント
ブレーカーを復旧させる前に、まずはエコキュート本体周辺の状態を直接目で確認することが重要です。
エコキュートは貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットのいずれも屋外に設置される機器ですから、実際に外へ出て近づいて観察してみましょう。
チェックすべき主なポイントは、本体下部や配管接続部からの水漏れ、金属カバーや配管に発生したサビや腐食の痕跡、配線被覆や端子ボックスの変色や溶解といった異常です。
また、焦げたような異臭が漂っていないかも嗅覚で確認してください。上記の症状が一つでも見つかった場合は、内部で深刻なトラブルが進行している可能性が高いため、ブレーカーを上げ直すのは危険となります。
逆に外観にまったく問題が見当たらない場合は、一時的な電気の使いすぎなど、比較的軽い原因であることもあります。
ブレーカーを安全に戻す場合の手順
ブレーカーを戻すときは、まず安全を最優先にしてください。濡れた手で分電盤に触れたり、水たまりの中に入ったりするのは避けましょう。
必要であればゴム長靴などを履き、暗い場合は懐中電灯で足元を照らしてから作業に取りかかってください。
まず、分電盤を開いて家全体のブレーカー配置と状態を把握し、どのスイッチが下がっているかを確認してください。
次に漏電ブレーカーがOFFになっていないかをチェックします。
さらに、エコキュート専用の子ブレーカーが落ちていないかも見ておきましょう。すべての状態を確認したら、落ちているブレーカーをゆっくりと上げ直してみてください。この際、一度に複数のブレーカーを操作せず、一つずつ慎重に戻すことが大切です。
自力で絶対にやってはいけないこと
自力で絶対にやってはいけないことは、主に以下のとおりです。
- エコキュート本体のカバーを外して内部に触る
- ブレーカー容量を自己判断で上げる・別回路に分岐する
- 繰り返しON/OFFして「だましだまし」使い続ける
それぞれ、順番に解説します。
エコキュート本体のカバーを外して内部に触る
ブレーカーが繰り返し落ちる状況では、エコキュート内部で漏電が発生している可能性が考えられます。
しかし、原因を確かめようとして本体の外装カバーを外し、内部に触れる行為は絶対に避けてください。
エコキュートのカバー内部には制御基板や電源回路など、動作時に高電圧がかかる部品が多数配置されています。
さらに端子やコネクタがむき出しになっている箇所もあり、ブレーカーを落とした後であっても部品内に残留電圧が残っている危険性を完全には否定できません。
専門知識のない状態で不用意に触れれば、重大な感電事故につながるリスクが極めて高いのです。
また、漏電している箇所に素手で接触すれば、電流が体を通って地面へ流れ、最悪の場合は命に関わる事態となります。内部点検や修理は必ず電気工事士の資格を持つ専門業者へ依頼しましょう。
ブレーカー容量を自己判断で上げる・別回路に分岐する
ブレーカーが頻繁に落ちる状況に直面すると、つい「ブレーカー自体を大容量のものに交換すれば解決するのでは」と考えてしまいがちです。
しかし、自己判断でブレーカーの容量を上げたり、エコキュートのコンセントを増設して別回路へ分岐させたりする行為は、極めて危険な対処法となります。
ブレーカーの容量や配線の太さは、回路で安全に流せる電流の上限を考慮して設計されているのです。
仮に30アンペアまでしか対応していない配線に50アンペアのブレーカーを取り付けてしまうと、過電流が流れても遮断されず、配線が許容値を超えて発熱し続けます。結果、壁の中の配線が溶けて発火し、住宅火災につながる危険があります。
電気工事は法律で有資格者による施工が義務付けられていますから、必ず電気工事士へ相談してください。
繰り返しON/OFFして「だましだまし」使い続ける
ブレーカーが落ちるたびに何度も上げ直し、「だましだまし」使い続けることは危険な行為です。
明らかに異常が発生しているにもかかわらず強制的に通電を繰り返すと、故障箇所に電流が流れ続けて温度が急上昇します。
部品や配線が過熱状態になれば、やがて焼損して煙や炎を発する事態に至る可能性があります。
適切な判断基準としては、一度だけブレーカーが落ちた場合は慎重に様子を見ても構いませんが、二度三度と短時間に繰り返すようであれば直ちに使用を中止すべきでしょう。
お湯が使えない不便さから、つい無理にでも動かしたくなる気持ちは理解できます。
しかし、一時的な不便を避けるために重大な事故を招いては本末転倒です。繰り返しトラブルが発生する際は、迷わず専門業者へ点検を依頼してください。
メーカー・工事業者へ相談するときに準備しておく情報
エコキュートのブレーカートラブルでメーカーや修理業者に相談する前に、必要な情報を整理しておくと話が早く進みます。
次項より、準備しておきたい情報について順番に解説します。
いつ・どのタイミングでブレーカーが落ちるかのメモを取る
原因を特定するために、「いつ」「どんなとき」にブレーカーが落ちたかをメモしておきましょう。発生した日時や操作内容を具体的に書いておくと、業者が原因を絞り込みやすくなります。
例えば、「お湯はりを開始してから約5分が経過したタイミングで落ちた」「雨が降っていた日の夜10時頃に遮断された」「追いだきボタンを押した直後に必ず落ちる」といった具体的なシーンを記録しましょう。
また、同時に使用していた他の家電製品があれば書き添えておくと有益です。情報がそろっていれば、電話の段階でも原因の見当をつけやすくなります。
複数回トラブルが発生している場合は、日時と状況をリスト化しておくと、パターンの把握がより容易になるでしょう。
エラーコードを記録する
リモコンに表示されるエラーコードは、トラブルの原因を特定するための最も重要な手がかりとなります。
エラーコードにはメーカーが設定した故障内容の情報が凝縮されており、不具合箇所をある程度絞り込むことが可能です。
ただし、英数字の組み合わせで構成されているため、口頭で伝える際に聞き間違いや記憶違いが生じやすくなります。
そのため、エラーコードが表示されたら、スマートフォンで撮影しましょう。リモコンユニットの画面全体を撮影しておけば、エラーコードの読み間違いを完全に防げます。
さらに、撮影した画像には日時情報が自動的に記録されるため、いつエラーが発生したかも正確に把握できるため、撮影しておきましょう。
型番・設置年・これまでの修理履歴を確認しておく
業者へ相談する前に、エコキュート本体の基本情報を正確に把握しておくことが大切です。
エコキュートには製品情報が記載された銘板シールが貼り付けられており、そこから型番や製造年月を確認できます。
設置してから何年経過しているかを計算しておけば、経年劣化による故障の可能性や保証期間内かどうかの判断材料となるでしょう。
また、過去に修理を受けた経験がある場合は、修理履歴も重要な情報です。
例えば、以前に制御基板を交換した、貯湯タンクの部品を修理したといった内容を伝えられるよう整理してください。
同じ箇所が再び故障している可能性もありますし、前回の修理が今回のトラブルに関連していることも考えられます。修理伝票や保証書が残っていれば、それらも手元に用意しておきましょう。
エコキュートのブレーカーが落ちたら修理するべき? 交換するべき?
ブレーカーが繰り返し落ちる状況は重大な危険信号ですから、放置せず修理または交換のいずれかを選択する必要があります。
修理費用は症状の程度によって大きく変動し、漏電が原因で現地調査と軽微な補修だけで済めば数万円前後に収まるケースもあるでしょう。
しかし、制御基板やヒーターといった主要部品の交換が必要になると、5万円から10万円前後の出費を覚悟しなければなりません。故障箇所が複数にわたる場合は10万円を超える見積もりとなることもあります。
判断のポイントとなるのが延長保証の有無です。購入時に有償の延長保証へ加入していれば、最長10年間は修理費用が無料になる可能性があるため、迷わず修理を選ぶべきでしょう。
一方で設置から10年以上が経過している機器では保証が適用されず、メーカーや機種によっては既に交換部品の製造が終了しているケースも珍しくありません。
さらに、ブレーカートラブル以外にも経年劣化による効率低下や他の不具合が潜んでいる可能性が高く、修理してもすぐ別の箇所が故障するリスクがあります。
上記の場合は、高額な修理を重ねるよりも、最新機種へ買い替えた方が結果的に安く済むケースが多いです。
まとめ
以上が、エコキュートのブレーカーが落ちる原因の解説になります。エコキュートのブレーカーが落ちる場合、過電流や漏電など電気系統の異常を知らせる重要なサインの可能性があるため、早めに対処しましょう。
また、エコキュートを10年以上利用していて故障しているなら、修理よりも買い替えしたほうがお得になる場合があります。
「エコ突撃隊」では、メーカー正規品のエコキュートを低価格で販売しております。経験豊富なスタッフが対応いたしますので、買い替える際はぜひご相談ください。






銀行振込・ローン














