蓄電池

2025/10/14

蓄電池の仕組みとは?種類や太陽光発電システムとの違い、選ぶ際のポイントなどを解説

蓄電池は太陽光発電システムと組み合わせることで、発電した電気を効率的に蓄え、家庭内で有効活用できる住宅機器です。夜間や停電時にも電力を供給できるため、非常時の備えとしても注目されています。

導入を検討している方は、仕組みや種類、選び方のポイントなどを知っておきましょう。

本記事では、蓄電池の仕組みや種類、太陽光発電システムとの違い、選ぶ際のポイントなどを解説します。ぜひ、最後までご覧ください。

蓄電池とは


蓄電池とは、電気を一時的に蓄えて必要なときに放出できる装置で、充放電を繰り返せる「二次電池」に分類されます。

乾電池のような「使い切り型の一次電池」と異なり、電力を再利用できる点が特徴です。

蓄電池は内部で化学反応を用いて電気エネルギーを蓄え、逆の反応によって電力として取り出します。

身近なところではノートパソコンやスマートフォンのバッテリー、災害時の非常用電源、あるいは太陽光発電と連携した家庭用システムなどに活用されています。

また、近年では電気自動車(EV)の普及に伴い、蓄電池が車の動力源としても重要な役割を担っています。用途は家庭・産業・公共インフラに広がっており、再生可能エネルギーの普及にも不可欠な存在です。

蓄電池の仕組み

蓄電池は、正極・負極・電解液・セパレータという4つの主要構成要素で成り立ち、それぞれが電気を蓄えたり取り出したりするために重要な役割を果たします。

  役割の概要 充電時の動作 放電時の動作
正極 電子を受け取る側
放電時にイオンが移動する先
イオンが負極から戻ってくる イオンが流れ込む(電子も流れ込む)
負極 電子を放出する側
放電時のイオンの出発点
イオンがここに蓄積される イオンがここから放出される
電解液 イオンの通り道(電気を通す液体/ゲル) イオンの移動を媒介する
セパレータ 正極と負極の接触(短絡)を防ぐ絶縁体 イオンは通し、電子は通さない

充電時には、外部電源から供給されたエネルギーにより、正極から負極へリチウムイオン(または他のイオン)が電解液内を通って移動します。このとき、電子は外部回路を通って負極へ流れ込みます。

逆に放電時は、負極に蓄えられたイオンが正極へ戻り、電子は外部回路に流れて電力として利用されます。

セパレータは正極と負極を絶縁するフィルム状の素材であり、イオンの移動は許容しつつ、ショート(短絡)を防ぐ重要な安全部品です。

このように、イオンの往復移動と電子の外部回路を通じた流れが、蓄電池の充放電の基本原理です。構造自体はシンプルながら、素材や制御方法によって性能・寿命・安全性が大きく左右されます。

蓄電池の種類

蓄電池の種類は主に以下のとおりです。

  • リチウムイオン電池
  • 鉛蓄電池
  • ニッケル水素電池
  • ナトリウム硫黄電池
  • レドックスフロー電池

それぞれ、順番に解説します。

リチウムイオン電池

リチウムイオン電池は、現在の家庭用・産業用蓄電池における主流です。

高いエネルギー密度を持ち、コンパクトなサイズでも多くの電力を蓄えられることから、住宅用の太陽光連携システムや非常用電源、さらには電気自動車のバッテリーとしても広く採用されています。

充放電を繰り返しても劣化しにくく、サイクル寿命にも優れているため、長期間の使用にも適しています。

一方で、過充電や高温環境などに対しては慎重な管理が必要であり、安全性を確保するためにBMS(バッテリーマネジメントシステム)による制御が欠かせません。

特に近年では、安全性に優れたLFP(リン酸鉄リチウム)や、高出力特性を持つNMC(ニッケル・マンガン・コバルト系)など、内部構造に応じたタイプの使い分けも進んでいます。

鉛蓄電池

鉛蓄電池は、最も歴史のある蓄電池の一つで、現在でも非常用電源や一部の産業機器に広く使われています。

最大の特徴は低コストで導入できることにあり、構造がシンプルで製造コストも安価なため、導入初期の負担を抑えたい用途に適しています。

また、瞬間的に大きな電流を供給できる特性があり、UPS(無停電電源装置)や非常用バックアップ電源などでの採用が根強く続いています。

一方で、エネルギー密度が低く、大型・重量級になりがちな点や、充放電の繰り返しによる劣化が早い(サイクル寿命が短い)ことがデメリットです。

加えて、定期的な点検や補水といったメンテナンスが必要なタイプもあり、家庭用の主流としてはあまり使われていません。

ニッケル水素電池

ニッケル水素電池(NiMH電池)は、かつてはハイブリッド車や携帯機器向けに広く使われていた蓄電池です。リチウムイオン電池の普及により主流ではなくなったものの、安全性と耐久性の高さから現在も一部の用途で採用されています

特徴としては、過充電や過放電への耐性が比較的高く、熱暴走のリスクが低いことが挙げられます。特に高温環境での安定動作が求められる場面や、頻繁な充放電を行う用途では一定のメリットがあります。

ただし、エネルギー密度はリチウムイオン電池に比べて低く、サイズ当たりに蓄えられる電力量は少なめです。

また、自己放電がやや多いため、長期間の待機電源としては不利になることもあります。コスト面では安定しているものの、大容量化には向かないため、家庭用や大型産業用の蓄電システムではあまり使われていません。

一方で、信頼性を重視する防災設備や特殊な機器では今も利用が続いています。

ナトリウム硫黄電池

ナトリウム硫黄電池(NAS電池)は、大容量・長時間運転が可能な高温型蓄電池であり、主に電力系統向けや大規模な産業用途で導入されています。

この電池は約300℃前後の高温環境で運転され、金属ナトリウムと硫黄を電極に用い、セラミック製の固体電解質を通じてナトリウムイオンが移動する仕組みです。

高エネルギー密度と優れたサイクル寿命を兼ね備え、長期的な負荷平準化やピークカット用途に適しているのが特徴です。

一方で、高温状態を維持するための断熱設計や加熱装置が必要であり、常に一定の温度管理が求められる点が課題となります。

また、可燃性物質を含むため安全管理には高い技術力が求められます

家庭用途には不向きですが、再生可能エネルギーの出力変動を吸収する調整電源として、自治体や電力会社の施設で活躍しています。

レドックスフロー電池

レドックスフロー電池は、大容量かつ長寿命の蓄電が可能な次世代型の蓄電池として注目されています。

一般的な蓄電池が電極内部の化学反応で電気を蓄えるのに対し、レドックスフロー電池では、電解液をタンクに貯蔵し、正極液と負極液を外部で循環させることで化学反応を制御しながら充放電を行うという仕組みです。

この構造により、蓄電容量(kWh)はタンクの大きさ次第で柔軟に拡張でき、出力(kW)と容量を独立して設計できます。

また、劣化が極めて少なく、数万回以上の充放電に耐えることから、メンテナンス性やライフサイクルコストの面でも優れていることも特徴です。自己放電も少なく、長期保管にも向いています。

ただし、システムが大型になる傾向があり、電解液の取り扱いには注意が必要なため、家庭用途ではなく再生可能エネルギーとの併用による電力系統の調整電源やマイクログリッド向けに活用されるケースが多いです。

蓄電池と太陽光発電システムの違い

蓄電池は、内部の化学反応を使って電気エネルギーを蓄え、必要なときに放出する装置です。

一方、太陽光発電システムに組み込まれる太陽電池(ソーラーパネル)は、光エネルギーを直接電気に変換する仕組みを持ち、化学反応ではなく光起電力効果を利用しています。

  • 蓄電池…化学反応で電気を蓄える
  • 太陽電池…光を電気に変換する

つまり、蓄電池は「ためる」役割、太陽光発電は「つくる」役割を担っています。

両者を組み合わせることで、日中に発電した電力をその場で使うだけでなく、余剰電力を貯めて夜間や停電時に活用する「創って・貯めて・使う」自家消費型のエネルギー運用が可能です。

この組み合わせは、電気代の削減や非常時の備え、さらには再生可能エネルギーの有効活用にもつながります。

太陽光発電システムから蓄電池へ電力が蓄えられる仕組み


太陽光発電システムでは、ソーラーパネルによって太陽の光エネルギーを直流電力(DC)に変換します。

この直流電力はそのままでは家庭の家電では使えないため、パワーコンディショナー(PCS)によって交流電力(AC)に変換され、家庭で使用されたり、蓄電池に蓄えられたりする仕組みです。

太陽光発電の弱点は、夜間や悪天候時に発電できないことですが、蓄電池があれば、昼間に余った電力を蓄えておき、発電できない時間帯に自家消費することで電力の安定供給を実現できます。

また、停電時には自立運転モードを用いることで、蓄電池から特定の家電へ電力供給することも可能です。

ただし、蓄電池の構成によって自立運転の可否や、給電できる範囲(特定負荷・全負荷)、同時給電できる機器の種類が異なります

そのため、停電対策として導入する場合には、仕様や出力条件を事前に確認することが重要です。

AC連携とハイブリッドPCSの違い

蓄電池の接続方式は、大きく分けるとAC連携とハイブリッドPCSの2種類があります。

AC連携とは、太陽光発電システムと蓄電池がそれぞれ独立した機器(インバータ)で構成され、交流(AC)で電力をやり取りする方式です。既に太陽光発電を導入している家庭でも後付けで蓄電池を増設しやすい点が大きなメリットです。

一方で、太陽光発電システムで発電してから蓄電池に蓄えるまでに複数回の電力変換が必要になるため、変換ロスが発生しやすく、設置スペースもやや多く必要になります。

一方、ハイブリッドPCSは太陽光発電と蓄電池を1台で一体的に制御できるタイプです。電力を直流(DC)のまま接続して変換を一括処理できるため、電力ロスを最小限に抑えることができます。

また、太陽光・蓄電池・家電の動きをリアルタイムで調整できるため、効率的なエネルギーマネジメントが可能です。

ただし、導入時には対応する機器同士での統一が求められることが多く、初期コストや機器の選択肢が限られる場合があります。

まとめると、AC連携は後付けしやすい拡張型、ハイブリッドPCSは効率重視の一体型という違いがあります。

特定負荷と全負荷の違い

蓄電池における「特定負荷」と「全負荷」は、停電時や自立運転時に電力を供給できる範囲の違いを示す言葉です。

特定負荷は、冷蔵庫・照明・通信機器など事前に設定された重要な部屋や家電だけに給電する方式になります。コストを抑えながら最低限の生活インフラを維持できるため、家庭用の基本構成として多く採用されています。

一方、全負荷は分電盤全体を対象とし、家中の回路すべてに電力を供給できる方式です。停電時でも通常とほぼ同じように家電を使えるのが利点ですが、コストや蓄電容量が大きくなる傾向があります。

要約すると、特定負荷型の蓄電池はコストと効率を重視しており、全負荷型の蓄電池は停電時の利便性を重視しています。

停電時の使用目的や設置環境に応じて、どちらの方式が適しているかを見極めましょう。

蓄電池を選ぶポイント

蓄電池を選ぶ際のポイントは主に以下のとおりです。

  • 蓄電容量
  • 出力
  • 機能

それぞれ、順番に解説します。

蓄電容量

蓄電容量とは、蓄電池にどれだけの電力を蓄えられるかを示す指標で、kWh(キロワットアワー)で表されます。例えば、「5kWhの蓄電池」であれば、1kWの電力を5時間使える量に相当します。

なお、カタログ上の数値には「定格容量」と「実効容量」の2種類があり、定格は理論上の最大値、実効は実際に使用可能な容量です。多くの場合、保護や劣化防止のため、実効容量は定格の80~90%程度に抑えられています。

蓄電容量選びに迷ったときは、停電時に使いたい家電の種類と使用時間から逆算する方法が有効です。

例えば、冷蔵庫(100W)、LED照明(50W×2)、スマホ充電(20W)、テレビ(150W)などを2日間使いたいとすると、概算で3.5〜5kWh程度の実効容量が必要になります。エアコンやIH調理器などを含める場合は、さらに大きな容量が必要です。

使用目的と必要な稼働時間を明確にすることで、自宅に最適な容量が見えてくると覚えておきましょう。

出力

蓄電池における「出力」とは、一度にどれだけの電力を供給できるかを示す指標で、kW(キロワット)で表されます。

蓄電容量(kWh)が蓄えられる量であるのに対し、出力は使えるパワーの大きさに相当し、エアコンや電子レンジのような消費電力の大きな家電を同時に動かせるかどうかに直結する数値です。

蓄電池を選ぶ際は、どの家電を、何台同時に使いたいかを基準に考えてみましょう。

例えば、出力1.5kWの蓄電池では、消費電力1,000Wの電子レンジを使いながら、500Wの冷蔵庫を動かすのが限界となります。これを超えると安全のために自動停止する可能性があります。

また、特定負荷型は1.5〜2.0kW程度が主流なのに対し、全負荷型は3kW以上の出力が可能な機器が多いです。

つまり、停電時にも通常通りの生活を望むなら、容量だけでなく出力のスペックにも注目することが重要です。IH調理器やエアコンなど高出力の家電を使用予定の場合は、出力3kW以上を視野に入れましょう。

機能

家庭用蓄電池には、製品ごとにさまざまな機能が搭載されており、使用目的に応じて選ぶべきポイントが変わってきます。代表的な機能としては以下のとおりです。

  • 自立運転…停電時に蓄電池から家電へ給電できるモード
  • 特定負荷・全負荷…停電時に供給できる範囲
  • 停電時の自動切替…停電を検知して自動で蓄電モードへ移行する
  • 時間帯制御(ピークシフト)…夜間に充電し、昼間の電気代が高い時間帯に使用することで節約する
  • V2H(Vehicle to Home)との連携…電気自動車のバッテリーを家庭用電源として活用できる

なかでも注目されているのがV2Hです。これはEV(電気自動車)に搭載されている大容量バッテリーを家庭用電源として利用する技術で、日常時の自家消費や非常時の長時間給電を実現します。

例えば、EVから家の照明・冷蔵庫・テレビなどに給電すれば、一般的な蓄電池よりも大きな電力を確保できる可能性があります。

ただし、すべての蓄電池がV2Hと連携できるわけではありません。多くの蓄電池はV2H非対応であり、太陽光・蓄電池・V2Hを統合制御できるシステムを構築するには、専用のパワーコンディショナー(PCS)が必要です。

例えば、ニチコンの「トライブリッド蓄電システム」は、1台のPCSで太陽光・蓄電池・V2H機器を一体管理できるため、効率的かつスマートなエネルギー運用が可能になります。

今後、EVとの連携を視野に入れるのであれば、蓄電池単体ではなく、V2H対応機器との互換性や制御方式までを含めたトータル設計が重要です。

蓄電池って危険なの?

蓄電池は基本的に安全に使える製品ですが、構造上の特性から「熱暴走」と呼ばれる現象に注意が必要です。

熱暴走とは、内部温度が上昇し続けて制御不能となり、発煙・発火・爆発などの重大な事故につながる状態を指します。

主な原因としては、外部からの衝撃(落下・破損など)、過充電や過放電、極端な高温環境での使用や保管などが挙げられます。特にリチウムイオン電池は高エネルギー密度ゆえ、条件が悪ければ発熱リスクが高まります。

しかし、現在の家庭用蓄電池は、こうしたリスクに対して多重の安全対策が施されているため、安全性の高い設計になっています。特に、家庭用蓄電池はBMS(バッテリーマネジメントシステム)を搭載していることがポイントです。

BMSは、蓄電池の電圧・電流・温度をリアルタイムで監視し、異常があれば即座に充放電を停止します。さらに、各セル間のバランス調整(セルバランシング)も行い、過充電・過放電・過熱を未然に防ぎます。

加えて、筐体には防火設計や断熱材が施されており、万が一内部で発熱が起こっても外部に影響が及びにくい構造となっています。

このように、最新の蓄電池製品は設計・制御・材料面から多重の安全対策を備えており、適切に設置・使用する限り、日常生活において危険性は極めて低いといえます。

蓄電池を長持ちさせるポイント

蓄電池を長持ちさせるためのポイントは、以下のとおりです。

  • 高温・低温を避ける
  • 過充電・過放電を防ぐ
  • 高負荷の連続使用を避ける
  • 定期的なシステムチェックとメンテナンス

それぞれ、順番に解説します。

高温・低温を避ける

蓄電池を長持ちさせるうえで、温度環境は重要なポイントです。

蓄電池は化学反応を利用して電力を蓄える構造上、高温や極端な低温に弱い性質があります。特に高温下(40℃以上)では、内部の化学反応が加速して電池の劣化が進みやすくなり、サイクル寿命の短縮につながる可能性を否定できません。

また、冬季の氷点下では電池の反応性が鈍くなり、一時的に出力や容量が低下することがあります。

そのため、設置場所の選定は重要です。直射日光が当たる場所や、室温が上昇しやすい密閉空間、極寒になる場所などは避け、年間を通じて適温が保てる場所に設置することが推奨されます。

屋外設置の場合は、断熱性・防水性・防塵性に優れた専用筐体を備えたモデルを選ぶと安心です。

また、製品によっては使用可能な温度範囲が明記されているので、「−10℃〜40℃」や「0℃〜35℃」などの仕様を確認し、自宅の設置環境と照らし合わせて選ぶことが蓄電池を長く使うための基本になります。

過充電・過放電を防ぐ

蓄電池の寿命を縮める大きな要因のひとつが、満充電(100%)や過放電(0%近く)を頻繁に繰り返す運用です。これは、電池セル内部の化学構造に過度なストレスをかけるため、劣化を早めてしまいます。

特にリチウムイオン電池では、充電率が高すぎたり低すぎたりする状態が続くと、セル膨張・内部抵抗の上昇・容量低下といった現象が起こりやすくなります。

家庭用蓄電池にはBMS(バッテリーマネジメントシステム)が搭載されており、電圧・電流・温度をリアルタイムで監視しつつ、過充電・過放電を自動的に制御しているため、基本的には問題ありません。

ただし、製品によっては最大充電レベルを90〜95%に抑える設定が可能です。蓄電池を長く利用したい場合は、購入する際に制御機能の有無や設定項目も確認しておくとよいでしょう。

高負荷の連続使用を避ける

蓄電池を使う際に気をつけたいのが、一度に大量の電力を消費するような使い方を続けることです。

例えば、エアコン・IHクッキングヒーター・電子レンジといった高出力の家電を同時に稼働させると、蓄電池の内部に大きな負荷がかかります。蓄電池の発熱・劣化を早める原因になり、場合によっては安全装置が作動して電力供給が停止することもあります。

蓄電池の出力に余裕を持たせることで、安全性と長寿命の両立が可能です。非常時はともかく、日常的な運用では、使用電力を分散させたり、ピークタイムを避けたりする工夫を行ってみましょう。

定期的なシステムチェックとメンテナンス

多くの家庭用蓄電池は「メンテナンスフリー」をうたっており、基本的には日常的な手入れや点検が不要とされています。これは、内部に自動制御のBMSを備え、充放電の安全管理やエラー検知を自動で行っているためです。

しかし、年に1回程度の定期点検を行うことで蓄電池を長持ちさせられます。ご自身で点検する際は、次のポイントをチェックしましょう。

  • 本体表面や配線に傷・変形・劣化がないか
  • 異音・異臭・異常な発熱がないか
  • 表示パネルのエラー表示や警告ランプの有無
  • 端子の腐食、緩み、水濡れなどの外観異常

表面上の異変がなければ、概ね正常に稼働していると考えられますが、長期運用している場合はバッテリー自体の劣化にも注意が必要です。

蓄電池の寿命は、一般的に10年〜15年程度とされますが、使用状況によってはそれより早く蓄電容量が低下することもあります。

満充電してもすぐに残量が減る、停電時のバックアップ時間が明らかに短くなったなどの症状が見られたら、蓄電池の買い替えを検討しましょう。

まとめ

以上が、蓄電池の仕組みの解説になります。蓄電池は、電力を蓄えて必要なときに供給できる「二次電池」であり、太陽光発電システムと組み合わせることで、効率的な自家消費や停電時のバックアップ電源として活用できます。

仕組みとしては、正極・負極・電解液・セパレータの働きにより、充放電を制御しています。種類はリチウムイオン電池を中心に、用途や特性によって複数あり、選定時には蓄電容量・出力・機能面の比較が重要です。

「エコ突撃隊」では、メーカー正規品を低価格で販売しております。蓄電池に関する知識が豊富なスタッフが対応いたしますので、購入を考えている方はぜひご相談ください。

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