家庭用蓄電池とは

家庭用蓄電池とは、充電して電気を貯めておき、必要な時に電気機器に電気を供給することができる一般住宅で使用可能な二次電池やバッテリーのことです。
大容量の蓄電池を導入すれば、震災時など非常用電源として長時間使用することができます
また他にも、使い方を工夫すれば、電気料金の節約もできるというメリットもあります。

写真:家庭用蓄電池

蓄電池の種類

定置式蓄電池据置型

決まったスペースに設置する据え置き型の蓄電池です。屋外型屋内型があります。
定置型蓄電池は設置と配線のための工事が必要で、エアコンの室外機よりも広いスペースを要します。高温や低温になりすぎず、結露しない場所であることも条件です。
種類は、6.6kWhや7.8kWh(またそれ以上)といった大容量のものが多くなります。
特徴は、分電盤を介して電力会社の電力網と接続し、太陽光発電と連携し蓄電池へ充電できることです。

定置式蓄電池

移動可能型蓄電池ポータブル型

小型で室内に置くことができる蓄電池です。
非常用」あるいは「緊急時の一時利用」として使われています。 大型のスーツケースほどの大きさで、好きな場所へ移動可能なキャスター付きの移動可能型蓄電池もあります。
特徴は、設置や配線工事が不要で、一般的な家庭用コンセントから充電し、家庭内の電気製品に使用する電力を本体のコンセントから供給することができます。
種類は、2~5kWhが中心となり、さらに小容量なタイプも売られています。

移動可能型蓄電池

蓄電池のメリット

  1. 料金が安くなる深夜に充電し昼間に利用する!電気料金を安くできる

    時間帯別の電力プランを選ぶことで、料金が安くなる深夜に充電し、昼間に利用(放電)することで、電気代が安くなります。
    また、太陽光発電システムを導入していれば、パネルで発電した電気を蓄電池に貯めることができ、さらに電気料金の削減が期待できます。
    住んでいる地域にもよりますが、蓄電池には補助金があるため補助金を利用<すれば安く購入することもできます。
    ただし補助金は予算が決まっており、先着順で支給されます。すでに支給を終了している補助金もあるため、利用したいと考えている方は早めに申し込みましょう。

  2. 災害時に停電しても安心!停電時の非常用バッテリーとして活用できる

    日本は地震や台風などの災害が発生しやすく、送電線や電柱が倒れると復旧するまでに時間がかかります。
    そんな災害時に電力会社からの電力供給が停止してしまった場合でも、家庭用蓄電池があれば蓄電池に貯めておいた電気を非常用電源として利用することができます。
    蓄電池があれば、種類にもよりますが最低限の電力を確保でき、停電でもある程度の日常生活を送ることができます。また、全負荷型で蓄電容量が大きい蓄電池なら、普段通りの生活を過ごすことも可能です。

  3. 購入電力の基本料金や電気代を削減!ピークカットによる基本電気料金削減

    ピークカットとは、休日や夜間などあまり電力を使わない時に蓄電池に電力を貯め、電力を多く使う時間帯に放電することで、購入電力の最大量(ピーク電力)を削減することです。
    これにより「最も単価が高い時間帯の電気代削減」「基本料金の削減」を実現します。
    蓄電池を用いて負荷を平準化することで電気の基本料金を削減することができます。

  4. 蓄電池と太陽光発電を併用するとさまざまなメリットが得られる!太陽光発電との併用で更にエコロジカル

    • 電気料金の節約になる

      電気料金が低い夜の間に蓄電池に電気を溜めておき、日中に溜めた電気を使用することで電気料金を節約できます。ただし、あらかじめ電力会社と契約しているプランを変更する必要があります。

    • 災害対策ができる

      災害時に停電が起きても太陽光発電システムで生成した電気を蓄電池に溜めておけるため、電力会社から電力が供給されなくなっても自宅で電力を使うことが可能です。

    • FIT制度が終了した後の自家消費率を上げる

      太陽光発電システムで生成した電力を売電するFIT制度(固定価格買取期間)は、10kw以上で10年、10kw以上で20年間と定められています。
      しかし、蓄電池を併用していれば、FIT制度が終わった後も電気を自宅で消費することが可能です。高値で電気が売れなくなっても、電気を売らず自宅で使用することによって節電になり効率よく電気を使用することができます。

蓄電池のデメリット

  1. 蓄電池の設置費用や価格を少しでも安くしたい!初期費用や蓄電池の価格が高い

    メーカーや機種によって差がありますが、一般家庭向けでよく購入される蓄電池の費用目安は以下となります。導入する蓄電池のスペックにより、低価格、標準価格、ハイスペックの3つに分類されています。

    蓄電池の価格帯 価格
    低価格帯の蓄電池 60~100万円程度
    通常価格帯の蓄電池 100~200万円程度
    ハイスペックの蓄電池 200万円~

    蓄電池の価格を少しでも安くするなら、補助金を利用する方法もあります。
    補助金に関する詳細については各自治体によって異なるため、下記をご確認ください。

  2. 無制限に充電できるわけではない!充電回数に限りがある

    蓄電池は使い捨ての電池とは違って繰り返し使えるものですが、使っているうちに徐々に劣化をします。このことを「サイクル寿命」と言います。
    「サイクル」とは、充電と放電を1セットとして何回繰り返すことができるかという回数のことです。サイクルはメーカーや環境、使用状況で変わってきます。
    経済産業省が平成24年7月に公開したデータによると、家庭用蓄電池でもっとも普及しているリチウムイオン電池のリサイクルは、3,500回となり、年数では6年~10年となります。

  3. 購入前にしっかり確認!設置スペースの確保が必要

    持ち運びのできるポータブル蓄電池であれば、比較的小さいため置き場所に困ることはほとんどありません。しかし設置型の家庭用蓄電池はかなり大きくて重たいため、設置するためのスペースを屋外か屋内に確保する必要があります。
    目安としては「エアコンの室外機より一回り小さいくらい」のサイズになります。
    10年以上設置をする蓄電池ですので、設置スペースを確保できるかも考えて検討するようにしましょう。

  4. ご家庭に合った蓄電池の容量選びを!「電気を貯められる量」に限りがある

    蓄電池は、容量によって貯められる電気の量が異なります
    小型の蓄電池は、蓄電容量が少なめです。
    もし購入した蓄電池の最大容量が、ご自身の家の使用電力を満たしていないと、頻繁な充電が必要になり電池の寿命も早くなってしまいます。
    容量が多いほど価格も高くなりますが、値段だけを見て容量の小さいものを選んでしまうと、想定よりも早く寿命を迎えてしまう可能性もあります。容量不足で困らないよう、ご自身の家庭に合った容量の蓄電池をお選びください。

蓄電池のメーカーの特徴

長州産業の蓄電池

長州産業は、中国エリアを拠点とした住宅設備メーカーであり、太陽光発電・蓄電池の製品を開発や展開しています。蓄電池メーカーとして確固たる地位を築いている1社です。
屋内設置の蓄電池は、単機能型蓄電池9.8kWhの「スマートe-ストレージ」、ハイブリッド型6.5kWhの「スマートPV」をラインナップ。また、屋外設置のハイブリッド型蓄電池として、7.04kWhの「スマートPV plus」も用意されています。

写真:長州産業の蓄電池

ニチコンの蓄電池

ニチコンは、蓄電池業界では広く知られた老舗メーカーの1つです。実際に、常に先を見据えた企業方針で、10年以上使い続けられる蓄電池の開発に力を入れています。
特徴は、ラインナップの豊富さと10kWh超の大容量の蓄電池が多い点になります。
ニチコンの家庭用蓄電池には、システムの中にパワーコンディショナーを内蔵している「ハイブリッドタイプ」と、「単機能タイプ」があります。ESS-H1、ESS-U2L、ESS-U2Mの3シリーズのラインナップになります。

写真:ニチコンの蓄電池

田淵電機の蓄電池

田淵電機は、太陽光発電のパワーコンディショナーの上位シェアメーカーの1つです。
そのノウハウを活かして、蓄電池用のパワーコンディショナー、ハイブリッド型蓄電池の開発を行っています。太陽光発電と蓄電池の相性がよく、災害時に安定した電力を確保できます。
田淵電機の家庭用蓄電池は、「EIBS(エイビス)」「EIBS7(アイビスセブン)」の2種類です。
両者に大きな違いはありませんが、新型機種のEIBS7は、従来EIBSを上回る蓄電容量と機能をもっています。

写真:田淵電機の蓄電池

オムロンの蓄電池

体温計などの家庭用医療機器で知られるオムロンですが、実は医療機器製造で培った技術を活かし、高性能の機器を開発しているメーカーであり、蓄電池でも主要なメーカーの1つです。 オムロンの蓄電池は、蓄電池のサイズが世界最小・最軽量、コンパクト設計となっている点が特徴的です。
種類は、ハイブリッド蓄電システムで売電・蓄電・自家消費に最適化「KP48S2シリーズ」と、フレキシブル蓄電システムで省スペースで太陽光に追加できる「KPACシリーズ」とコンパクトで大容量「KP55Sシリーズ」の3種類があります。

写真:オムロンの蓄電池

伊藤忠商事の蓄電池

伊藤忠商事の蓄電池は、エヌエフ回路設計ブロックが製造している大型の単機能全負荷型9.8kW「スマートスターL」の1種類のみです。 単体の蓄電池としては一番業界内では知名度がある蓄電池になります。AI(人工知能)で蓄電池の充電・放電を最適にコントロールでき、停電時には家全体の回路をを丸ごとバックアップしてくれるため、普段通り快適に過ごすことができます。
既設の太陽光発電システムをそのままに設置することができる単機能型蓄電池ですので、保証のことを気にすることなく設置できるのも人気の理由の1つです。

写真:伊藤忠商事の蓄電池

ファーウェイ(HUAWEI)の蓄電池

ファーウェイは、サムスン電子を抜いて世界第一位のシェアのパワコンメーカーです。
幅広い分野の技術を融合し、競争力の高い製品やサービスを170か国以上で提供しています。
蓄電池の種類は、5・10・15kWhの3タイプから容量を選べるリン酸鉄リチウムイオン蓄電池になります。
特に安全面に力を入れており、直流アークを瞬時に検知し、0.5秒以内に回路を寸断して火災を防ぐAFCIという機能を搭載することで、火災のリスクをほぼ0に抑えることが可能です。

写真:ファーウェイ(HUAWEI)の蓄電池

シャープの蓄電池

プラズマクラスターなど電化製品で知られるシャープは、太陽光発電の累計販売台数が1位のメーカーであり、蓄電池でもNo.1シェアを持っています。
太陽光発電の高いシェアを活かして、コンパクトタイプ(4.2kWh)、ミドルタイプ(6.5kWh : 屋外・屋内)、⼤容量タイプ(9.5kWh/8.4kWh)の3タイプの「クラウド蓄電池システム」をラインナップしています。
COCORO ENERGYというAIによる最適な充放電に加えて、業界で初となるAI雷注意報連携を搭載しています。

写真:シャープの蓄電池

蓄電池選びのポイント

  1. 費用對効果を考えて機種を選ぼう!蓄電容量

    家庭用蓄電池の電気を貯めることができる容量はメーカーや機種ごとに異なります。
    平均的な容量は5~7kWh程度ですが、大型のタイプでは10kWhを上回る機種もあります。
    どの容量を選ぶかについては、災害時に電化製品を使用する量を目安に判断します。
    当然、蓄電容量が多い機種ほど設置費用が高くなる傾向がありますので、費用対効果を考えて機種をお選びください。

  2. メーカーや機種によって異なる!寿命(放電回数)

    充放電の回数には寿命があり、保証されている回数を超えると蓄電池は充放電を繰り返すことで徐々に蓄電可能容量が少なくなっていきます。

    蓄電池の種類 使用年数(回数)
    リチウムイオン電池 10年(4000回)
    ニッケル水素電池 5年~7年(2000回)
    鉛蓄電池 17年(3150回)
    NAS電池 15年(4500回)

    サイクル寿命はメーカーや機種によって異なりますので、選ぶ際の一つのポイントとなります。各メーカー目安となる回数を打ち出していますので、購入時にご確認ください。

  3. メーカーや機種によって異なる!サイズ

    蓄電池の大きさは、設置する場所により屋内型・屋外型に分かれ、一般的には屋内型よりも屋外型のほうが大きくなります。

    平均的な大きさ 屋内設置型 屋外設置型
    エアコン室外機1台分 エアコン室外機1~2台分

    また、蓄電容量や出力などによっても大きさは異なり、一般的に蓄電容量や出力が大きいものほどサイズも大きくなります。
    設置したい場所に置けるサイズであるか、エコ突撃隊では事前調査でしっかりと問題ないかどうか確認しています。お気軽にご相談ください。

  4. 太陽光発電と蓄電池は相性抜群!太陽光発電との併用の有無

    住宅用太陽光発電システム単体でも、もちろん運用は可能ですが今後のFIT制度や効率的な運用を考えると、家庭用蓄電池の導入も検討してみてはいかがでしょうか。
    家庭用蓄電池は自家消費型太陽光発電システムを運用する上で、非常に重要な要素です。
    併用することで、災害時の天候に大きく左右されてしまうリスクの軽減節電効果も見込めることなどメリットがたくさんあります。
    現在ご使用されている太陽光発電と相性の良い蓄電池をご案内させていただきます。

  5. 日常生活だけでなく停電時にも役立つ!停電時出力

    一時的に電気を蓄えられる蓄電池は、日常生活だけでなく停電時にも役立ちます
    大規模停電が発生すると、復旧までに数日を要するケースもあります。長期間の停電の中、普段通りの生活を続けるには、それぞれの家庭での対策が必要です。
    非常用電源として蓄電池を使いたい場合は、停電時に使用したい機器の消費電力から容量と出力を計算し、適切な容量と出力を考えます。
    使用する機器の組み合わせにもよりますが、最大でどのくらいの電気をどれだけの時間使うことが出来るか蓄電池を選ぶ上で大切なポイントになります。

  6. 蓄電池を安心して長く使いたい!保証内容

    蓄電池にはメーカー保証があります。
    保証内容は、メーカーによって若干異なりますが機器保証が10年、リモコンの保証は5年のケースが大半です。
    有償で機器保証を15年にできる場合もあります。
    メーカーによって保証内容は異なるため、保証内容の違いについてもメーカーごとの保障内容の違いにも着目して比較検討する必要があります。
    安心して長期間お使いいただくために、充実した保証内容がしっかり付いている蓄電池を選びましょう。

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